2020年7月12日日曜日

大勉強

大勉強 by PHAETON 創刊号 vol.1

日本全国からセンスの良い人達が集まるという、石川県小松市にあるPHAETONというお店に出会った。
店主の坂矢さんのモノに対する膨大な知識量に、お恥ずかしながら質問も浮かばないほどモノを知らない私だったが、今この歳になってお店に出会えたことはとても有り難かった。

おこがましくて「モノを見る眼」とは言えないけれど、「モノを見る意欲」をこの撮影で与えてもらった。


自分が何を着ているのかくらいは把握して着たいと思う。
純粋に好き!という感覚はとても大事であるし、
社会に対して向き合っているものを着ることでも一種の意思表示。

お店もブランド側もただ服を出すだけではなく、自分達の考えていることを世の中にちゃんと説明していることが増えた。その上で買う側は見た目が好きと共に更に取捨選択ができる。自分が何を「着る」のか。


全てが合致する服というのもなかなかに出会わないが、どれだけ納得した要素をもって服を着ているか、そして自分も知ろうとした服は簡単には捨てられない。自分自身でその服の価値を決めているから。


私は幸いにもデザイナーさんと直接お会いできることがあるのでデザイナーさんの思いや考えていることを聞くことができる。
そしてそれをしっかり捉えて責任を持って店頭で伝えているバイヤーさんがいらっしゃる。


服を着ることも大勉強が必要であることを毎回仕事をしてて痛感する。

何事も、いつもいつからでも
大勉強

2020年7月10日金曜日

朝の時間

朝の時間というのを大切にしている。

朝起きて何をするかはその日に決めれば良いのだが、最近は本を読む。5冊くらいを並行して読んでいると言うと、友人に驚かれる。
時間帯や天気や湿度によって読む本を変えるときもある。

一冊を途中で閉じるタイミングは、その本から何か情報を得て、行動に移ったときだ。
それを繰り返す。書き留めるでも良い、"気になる何か"を行動に移す。

そうすると朝から一日を整えられるような気がする。

2020年7月8日水曜日

習字

今年の初めから書道を習っている。
毎年年賀状の自分の字がどうにかならないものかと見て見ぬふりをそろそろやめようと思った。

硬筆希望で行った習字だったが、毛筆のスクールだった。
中学校のとき、習字の時間が好きではなく、真面目に真摯に書いた記憶などない。

そんなこんなで20年ぶりぐらいに筆をとったのだが、最初は何が何か分からず、今も何が何か分からない。

しかし質問が浮かぶようになった。
習い初めてすぐ、余白というものを気にするようになり、撮影でも組のときに相手が見えている場合、バランスをとることを考える自分がいた。

昨日は、「この一筆目の入筆の角度が分かりません」だの
水面がバシャバシャと動いて見えるような筆の箇所があって、無風の水面の私の筆を比べて
「ここでは何が起こっているんですか?」
とある種野次馬のような質問をした。

質問もド素人だけど、問いが生まれるようになって少しは楽しくなった。