2017年7月11日火曜日

祖父の米

初めて米を鍋で炊きました。チャイの本と同時に買った和食のレシピを見ながらその通りにお米を炊きました。じっくりお米の音を聞きながら、鍋のふたを開けた時の感動ったら

写真を撮りました。

すぐに湯気でカメラが曇りました。

私イギリスでファッションウィークが辛すぎてお馴染みのノロにもかかり、今より5キロくらい痩せてしまったことがあって、その時朝仕事に行く前に、大家さんがお茶碗一杯のお米と「今日も頑張ってね」というメッセージを書いてくれていて、ろくにご飯も食べられなかった口に一口お米を運ぶと
甘くて甘くてそのとき目に映っていた光景が忽ち涙でよく見えなくなりました。

なんだかその時を思い出すくらい、お米って本当に美しくて
「厳島神社」と書かれた木杓子が家にあったので、それを初めて使って一番美味しいところを祖父にお供えをして、お茶碗によそいました。
お茶碗は先日奈良を訪れた時に秋篠窯という窯で焼かれたお茶碗です。

口に入れては本当に一つ一つ噛み締めるような甘さと感謝の気持ちがわいて来ました。
祖父が作ったお米が本当に本当に美味しいです。

2017年7月10日月曜日

茶漉し


チャイの茶葉を漉していた茶漉しの柄が、折れました。
厳密に言うと、洗っていたら折れました。
100均で買ったものだったのですが、結構何もない感じが気に入っていました。金具の部分だけでも使おうかなと思ったのですが、毎回何回か「熱」と思うので次はどんな茶漉しにしようかと、チャイの本を書かれた達人に寄れば、素材はステンレスタイプのものが一番だそうで、メッシュは粗いものだと細かい茶葉はすり抜けるし、目が細かいと茶葉やスパイスが詰まってしまうので注意が必要らしいです。

さて、どんなものにしようかと、最近やはり便利だなと思ったのはインスタグラムのハッシュタグ機能で#茶漉し で調べてみました。それにしてもこんなに美しい茶漉しが世の中にたくさんあるとは知らなかった。
中でもSteve Harrisonの茶漉しの網の部分を作られていた方が亡くなられて、この世にあるもののみと言われる茶漉しがとても美しかったです。

僕気が付いたんですけど
何で「漉す」という字が「氵(さんずい)」に「鹿」なんだろう

水に入った鹿から水が連なって垂れるところかららしいです。


鹿の出番がこんなところに。




2017年7月9日日曜日

まな板の上で起きること

見ている限り非常に奥が深いんだろうなと思うのですが、僕、珈琲が飲めないもんで、最近近所の本屋でフッと目に入ったチャイの本を買って、毎日朝に一杯か二杯のチャイを淹れている時間が非常に幸せで

今日は生姜が家にあったのでジンジャーチャイを

とあたかも毎日何かしらやっているデキル女子風に言ってみるが、僕の場合は一回買った生姜がなかなか使い切らないので、なくなるまでジンジャーチャイ

一昨日も昨日も明日も明後日もジンジャーチャイ

でも毎日生姜の量と三温糖の量を変えていると、どのくらいで口の中にハーモニーができるのだろうと実験中です。

最近口の中のハーモニーについて考えることがあって、一回イギリス生活で身体を壊して、その時に衣食住の衣の前に食を整えようと、とにかく外国にいるとその反発から「和食や」と毎日出汁をひたすらにとりつづける日々が続いて、日本に帰って来たことを誰にも言わず、ある日友人のフォトグラファーさんから
「最近どうしてるの?」と連絡があって

僕は
「毎日出汁をとり続けています」



僕この前自分で韓国祭りと題してナムルにチャプチェにスンドゥブにチヂミにと作ったのですが、チャプチェしか美味しくなくて。

打率2割5分

口に入れた時に何かが足りないし、何かが主張している。
極めて遺憾

全ての素材につけた味付けが隣の全てを思いやってるようなそして全体の優しいハーモニーはどうやったら生まれるのだろうと、日本のジュリアチャイルドを見つけて、そこから自分なりのハーモニーを研究するのだ。楽器何も出来ないから御料理で素敵な演奏をするのだ。

社長、誕生日に頂いた立派なまな板の出番が遂にやってきました




2017年7月7日金曜日

デンちゃん

ストックホルムで撮影したH&Mの
この撮影のとき空港とホテルとスタジオの行き来のみで、本当にやりたかったことは電車に乗ることだった。撮影もあるし帰って来れなくなったらやだなと思い、ホテルの周りをウロウロして終わってしまった。ホテルのすぐ近くにあったマリメッコのお店に行って、北欧で見るマリメッコは更に可愛いんだなと思いつつも、そこでは買わず日本で御盆とミトンを買うという。

そしてあのとき自分にもう少し知的好奇心が爆発していれば色んなところに行きたかったよ。

「家で音楽何聞くんですか」とよく聞かれるんですけど
「無音」

話終わっちゃうから。皆の空気一拍空いちゃうから。無音の音楽奏でちゃうから。
でもピアノの曲とか好きだけど聞いてないし、周りにジャズに興味の在る人が多いから確かに聞く機会は多いけれど、友人ジュリアの音楽はよく聞きに行くね。今度7月15日にもあるので是非。

この口調どこかの本で見た対談。

何が言いたいって、あのとき僕に知的好奇心がもっとあれば
と思わないように、これからは生活をするのだ。そしてストックホルムにまた行くことがあったら、北欧一のジャズクラブと言われているfaschingに行ってみたいです。


スウェーデンのアーティスト Hirdさんのアルバムmoving on より
I love you my hope

全然関係ないけど高校生の時に通っていた塾にスウェーデンに留学していた友人が居て、彼女のあだ名はデンちゃんだったな。デンちゃん元気かな

2017年7月3日月曜日

さよならポップコーン

稀に見る天然記念物的存在の女性にお会いして

大きなポップコーンを買って、4人で映画を見ていたところ
見終わってからなぜかその女性、はぐれてしまってグループラインに「皆どこ?」と尋ねれば、その一人「ポップコーン売ってるところ」

なるほど

その女性、皆が今現在ポップコーンを売りさばいているところだと思い、奴らならやりかねないと、皆と合流する際「ポップコーン売れた?」

.....


そして関西人の私に一括り、関西の人こういう感じだよね?と

関西人でもあんまりおらんやろと心の中で思い、恐らく

「皆どこ?」
「ポップコーン売ってるところ」
「何ぼで?」

までいくと多分

2017年7月2日日曜日

湧き水

先日、伎芸天像との衝撃的な出会いを果たし、その心そのまま奈良町を散策していたら、仏像を彫っている方がいらっしゃって、彫っている姿を動画に撮らせて頂きました。
前年まで大学の方で心理学を教えていらっしゃったそうで



「どうして仏像を彫るというところに行き着いたのですか?」と質問した所、心理学を教えるに当たり、同時に哲学の研究で何度もインドの大学を訪れたというお話をしてくださいました。


東寺の帝釈天像もインド象に乗っているし、インドか〜。色んな人から最近インドのお話を聞くことが多くて今まであまりインドに興味を持ったことが無かったけど、物凄く興味が湧きました。去年くらいにインド舞踊を観に行く機会があって、今まであまり見たことの無い舞踊だったけど足の裏の表現が素晴らしすぎて、あぁこの足で大地を踏みしめたからこの踊りの力があるのかなと思いました。


ミャンマーにも行きたいし、ネパールにもチベットにも行きたいし、今は専らアジアに興味が湧き水

帝釈天像と伎芸天像



オールスター勢揃いの東寺の帝釈天がやはり男前だなと思い、初めて見たのは上野の美術館での展示だったのですが、象に静かに乗っている様が美しく、でもそのとき左足の親指がピンッと上に反っていて、象に乗るのに、親指でバランスをとっているのかなと思っていたのですが、色々仏像を見ているうちに立っている仏像ですら足の親指が反り返っているなと「仏像 足 指」で調べてみたところ

静から動へ移る瞬間や力が込められている様、動かない仏様に動きを表現するために親指が選ばれたようです。
こちらに詳しく書いていらっしゃる方がいらっしゃいました。



先日大和西大寺にある秋篠寺を訪れた際に結構私の中でも魅了された姿勢でいらっしゃった仏像があって、その名も伎芸天とおっしゃるる



その立ち姿に生まれる連続した数秒の空間が本当にすさまじい呼吸が見える感じでした。なんて表現して良いか分からないのですが、色々伎芸天像の写真を探して見ても、実物に勝るものはなくて、とっても素晴らしかった。

国の唯一の伎芸天像だそうです。

東京に来たての頃に、近所に本に埋もれた古本屋のおじさんが居て、そのおじさんにモデルなら仏像を見た方がいいと言われてから結構仏像を見るようになって、ショーは確かに360度格好良くあるべきで、写真も一瞬のシャッターなのですがどことなくその時の呼吸や空間や風が写っていて、そんな写真はなかなかなかなか産み出せない産物でもあるのですが、でもそれが生まれる時と生まれない時、なんなのか、いつも思っていて、仏像様はとまっているけれど、実物がうみだしているその空間と、仏像様を写真にとったとき写るものと写らないものもあるし、素晴らしいものはやはり実物が本当に最高。うつし出せない空間がなぜかある。でも写せる空間もある。凄く不思議だといつも自分の写真を色んな撮影で見比べてても思います。その逆もあることもあります。色々深いけれど、なんか素晴らしいよ。