2019年12月15日日曜日

茶碗蒸しとプリン

吉田羊さんが主演の映画「嫌な女」
を見ていて、永島暎子さんの台詞で好きな台詞がある。
「人はねプリンを食べているときは怒れないの」

プリンを食べているときは確かに幸せだ。
去年、長期のスペインロケがあった。初日の晩餐でご一緒した監督に「もし明日死ぬなら何が食べたい」という質問で茶碗蒸しかプリンと言った。

ハンバーグも好きだけど明日への活力を大いに感じる気がするから、自分のために
滑らかに。

本当に死ぬほど過酷な撮影であったことは一年経ったから言えること。

2019年12月14日土曜日

モンスターボール

昨日久しぶりの全体稽古でなんだか活力が上がった。
平熱35度台の基本的に省エネモードの身体ではあるが、自分の熱を知る瞬間でもある。
声は鼻声で、かなり低いことになっていた。
一度風邪を引くといつも鼻周辺が長引いてしまう。去年は後鼻漏(コウビロウ)という症状がしばらく続き、一体なんだと思いながらも名前がハシビロコウに似ているからまぁ良しとしていた。
やはり身体がしゃんとしないこともあってか朝6時に目が覚めてこのまま起きてなんやかんやしようと思うのだが、寒くて外に出られず。そこからディープな夢を四つ見た。二つしか確かな記憶はないけど実話に基づいてて情熱と、そして涙と、涙は夢と現実の境に何もなく、宮大工の素晴らしい手仕事のようだった。

風邪のお陰で色んなお誘いも断ることになっていたここ1週間、先程ウスタビガの羽化の動画が友人から送られてきて、一生懸命繭から出ていくので、私も外に出掛けようと思います。




2019年12月13日金曜日

僕は今毎日のほんのささいな出来事でも良いから毎日鹿日記を更新したいよ。

2019年の下半期はずっとアドレナリンを出しっぱなし状態だった気がするので、東京公演が一先ず終わって、2日寝て、起きて撮影に行き、自分の日常ってこうだったっけ?と思い出しながら過ごしています。
休む暇もなく仙台公演の稽古が始まり、
日本初のお城でコレクションが開催されるとのことで久しぶりにランウェイを歩き、タヒチアンダンスで鍛え上がった身体はとても歩きやすかった。だけどどんな風な心のポジションで歩けば良いのか自分の精神を探った。
撮影でもどんな表情というか私たちはお洋服を目立たせるお仕事であり、どんな顔をカメラに向ければ良いのか分からなくなっていた。
そんな戸惑いながら日々を過ごし、異常なまでに身体が熱く、稽古を早退した。

多分強制終了のボタンが押され、寝なさいよということなのだと毎日本当に魘されて起きる。特に夢を見た記憶もないけれど自分が「うーん、うーん」と言いながらその声で起きる。
ホラーです。

今日も元気に稽古に行って参りますが、
「ん」と「ま行」がよく鼻にかかかって響きます。


2019年12月11日水曜日

お母さん役

今回、お母さん役の方が変わって、全体のお芝居がグッと変わりました。
映画のフラガールでもお母さんの一言がもう胸に打ちまくって涙涙のシーンです。

稽古の時から何だこのお母さん。す、すごい。ともう毎回気になって気になって、芝居経験の少ない私でも、何かが違うとずっと思っていました。
そして本番を迎えたあとお客様からも「お母さん」という言葉がすごくて。。

お母さん役の生方さんとは絡みがなかったので
全然お話しできませんでしたが、打ち上げのあと少しだけお話ししました。
「私、ひろみちゃんの芝居好きだよ」
台詞の少ない私のお芝居を見てくださっていて、それだけで感動して、
この凄い人にこんな風に言われている私はやっぱりお芝居は分からんと苦しんでいた渦中でしたから。

もう終電も近くて私の想いは伝えられず、でもその次の日朝起きてもどうしても伝えたいことがあるって、生方さんにメールをしました。
気持ち悪いくらい長い文章で生方さんのお芝居に感動したこと、そして「ホンモノを見た」という、なんかもう居ても立ってもいられないこのソワソワした気持ち。私の中でお芝居には必ず何かがあるって思わせてもらったお母さん役生方さん。

優しい返事が返ってきたあと、生方さんと仙台公演で色々話す約束をしました。

まだ私の中で生方さんの情報は、
●二児の母である
●生方さんから塩塚さんになった
●うぶちゃんとかそんなんで良いよ
●高校生の時(?)つかこうへいさんに見出だされた人

生方さんのどうやってこういうお芝居になっていったのか凄く知りたい。


右上の生方さん


2019年12月10日火曜日

舞台 フラガール 東京公演 完

お久しぶりになってしまった鹿日記。
無事に東京公演が終わり、本当にたくさんの方にお越しいただきました。そしてたくさんの笑顔に会えました。
2007年に日本アカデミー賞をとった作品ともあって、ファンの方々も多い作品です。
映画の脚本を手掛けた羽原さんが舞台版に書き下ろし、演出も羽原さんです。

今回僕は本当にたくさんのことを学びました。
舞台、ひょんなことから始まって、今まであまり分からずにやっていたというのも事実です。
今回は再演ともあって、毎公演毎公演試させて頂いたことがありました。言い方ひとつで全然お客様の反応が変わり、めちゃくちゃなるほどと思いました。
羽原さんのダメ出しはここ3年ずっと聞いていましたが、やはりそれは体感して初めて分かることでした。
舞台って実はとても面白かったのだと初めて思いました。今まで本当に泣いたり泣いたり、悔しかったり怒られたり、物凄い言葉が飛んでくるお稽古ではありますが、稽古場でやっていることは数十パーセントのことだったんだ。お客様がいるから舞台が出来上がる。そう今回は思いました。そんな風に思えたなら、稽古もむちゃくちゃ頑張れます。

ラストのタヒチアンダンスへの3ヶ月半の腰振り稽古、本当に地獄でした。
この地獄を味わうと何でも出来るんじゃないかと思えるほど。
そして僕は新しい光を見ました。
背が高いこともあって、一番後ろのはしっこというのが何だか心身ともに落ち着くと思っていたけれど実は前で今回は踊りました。
それはそれは大きなプレッシャーと不安と、
だけど最後まで踊れなかった私を、ダンスの咲先生は信じてくれました。カウントもとれないリズム音痴の私に一生懸命あの手この手でしごいて下さいました。
もう感謝しかありません。

まだ仙台公演が残っているので内容は言えないけれど、まだまだ皆さんに伝えたいことがあります。

一先ず、東京公演ありがとうございました!


2019年10月22日火曜日

舞台フラガール 2019

昨年6月、大盛況のうちに幕を閉じた舞台フラガールが東京に帰ってきます!


昨日チケットが発売されたのですが、千秋楽の回と11/30(土) 15時の回が完売間近だそうで、毎度告知が遅くてすみません。

「フラガール」東京公演

11月26日(火)から12月1日(日)
赤坂レッドシアター
東京都港区赤坂3丁目10−9 赤坂グランベルホテル B1
赤坂RED/THEATER

●11月26日(火)19時~
●11月27日(水)19時~
●11月28日(木)15時~
●11月28日(木)19時~
●11月29日(金)15時~
●11月29日(金)19時~
●11月30日 (土)11時半~
●11月30日 (土)15時~
●11月30日 (土)18時半~
●12月1日(日)11時半~
●12月1日(日)15時~

前売り価格3300円

ご予約はこちらか、お知り合いの方は私の方にご一報頂ければと思います。

相変わらずダンスの出来ない私は苦戦していますが、やればやるほど学びの多きこと。
4ヶ月間の稽古の末、更なる挑戦です!

2019年10月14日月曜日

台風と二匹の鳩

大きな台風がやって来て、
家で1日じっとしていました。

父からLINEにメッセージが来ていたり、母から電話があったり、私もあの子のお家は大丈夫かと思い付いたところに連絡をしたりました。

こういう時にいつも何と言えば良いのか分からなくて、色々な情報から現状を見ています。


生きていて阪神大震災を経験したり、東日本大震災を経験したり、こんな大きな台風がやって来て、いつも安心できるのは人がいることでした。全然知らない人だけど同じ恐怖を感じてお互いに生きてて良かった、生きて今あなたが隣にいるってことを実感してるのが伝わってくるというのが何度もありました。

阪神大震災は奈良はそこまで災害が酷くなかったけれど朝寝ていて、大きな揺れが何か全然分からなくてダンプカーか何かが家に突っ込んだんだって思って、初めて地震という言葉を知った。
東日本大震災が発生した時は同じ事務所のゆりちゃんと有楽町のビルの地下でご飯を食べていた。
大きく揺れて、テーブルの下にゆりちゃんと潜って、あまりにも大きな揺れだったから本当に心から祈った。
そこから皇居が近かったので揺れが収まったと同時に一緒に皇居の方まで走った。
たくさんの人がそこにやって来ていて、幸いにも当時の家がそこから近かったので
ゆりちゃんも泊まってもらって何人か帰れなくなった友人たちにもお家に来てもらった。
次の日、私は実家に帰る新幹線に飛び乗った。新幹線は同じ考えの人達が多く乗車していて、私は2時間10分ほど、号車と号車の間のところでじっと立っていた。そこにもたくさんの人が居て、お互いに、時折差し込む光に、生きているという実感を分かち合っているようだった。心が漂っているような空間だった。
本当はとっても優しくて、話さなくたって、優しい心があるの分かる。
毎日の毎員電車の方が幻なんじゃないかって思う。

美しい日の光を浴びて空気をすって、今はめっちゃ銀杏の香りが凄かったけど、
朝起きて何が食べたいか、近くの美味しいパン屋さんのパンが食べたいって、やってるか分からなかったけどお昼過ぎに行ったらやっていて大変なときにこうしていつもと変わらずパンを作って下さっていたことにも感謝して、公園のベンチで食べた。そしたら鳩が寄ってきて、
「こんな嵐の中、君はどこに居たんだい」とよく何事もなくあの嵐を外で忍んだと思い、いつもならあげないけど今日は特別に少しだけパンを一緒に食べようと二匹の鳩くんとパンを食べました。