2018年5月13日日曜日

夜中のハワイ


そうだったんです。ダンスのレッスンとはフラだったのです。
ダンス経験のない私は、全くもって何を言っていらっしゃるのか不明なことばかりで、どういう動きをしているのか、目がずっとまん丸でジーッと見つめる事が多かったです。そして恐る恐る腰を動かし始める事2秒で、何も動いていない事に気が付きました。

そんなことから始まって、猛練習も猛練習。。
一番最初の動画です。稽古初日からの第一弾



そして思い悩む日々、夜中我が家はずっとハワイ
出来なくて出来なくて枕が波打ち際でっせ。

そして皆がどんどん仕上がっている中、本当にリズム感もなく滑らかさもなく、夜中はずっとハワイとタヒチの南国。私は何方かと言えば日本海の荒波気質なので、ハワイの風が一つも吹いてないんだと思い、悩みに悩んで沸点に到達して遂には風邪をひきました。

そしてある日先生が別の舞台でいらっしゃらない一週間、もう少し違う風を吹かすために、お勉強を始めました。常磐ハワイアンセンターのフラダンサー達はハワイ語やハワイの歴史について勉強されるので、私どもも勉強を始めました。色んな文献を図書館で調べて、調べて調べて調べると、なんと尊いダンスであったのかと、こんな気持ちで踊ってはハワイに、歴史に、全てに失礼に当たると思い、そこから心を入れ替えました。出来ない事への落ち込みばかりで、目の前のことばかりで、私はALOHAという気持ちを全く大切に出来ていなかったんだと、私なりのALOHAを見つけました。

色んな本を読んだ中で、ALOHAの精神やフラダンスに対する精神が変わった本は
「He Wahine Hula フラのルーツを探す旅」という本です。
最後の方のページに出て来るフラを未来に伝える偉大なクム・フラたちの言葉を読んで神々に通づる神聖なものであることにゾッとした気持ちの方が大きかったです。

衣装に付いても調べておりましたらば、色んな本から纏めたものを図にしてみました。

参考文献 『イカロスMOOK はじめてのフラ 踊って、感じて・・・フラのすべてを知りたい』より

ハワイ8島、どこを舞台にした曲かによって、衣装のカラーや植物が違って、手足に着けるクーペエ、首につけるレイ、頭に着けるレイ・ポオ、大地のエネルギーは爪先から入って来ると言われているので足首、手、首、頭の順に着けるそうです。


他にフラをするにあたって見るべきDVDが3つ紹介されていました。

第3位からプリンセスカイウラニ
これはハワイの歴史を知る上でとても分かりやすいものでした。女王の自分の国への想いや、踊りに関しては女王がほんの一瞬恐らく日常的に捧げている踊りのように見えましたが、そのシーンが映し出されています。23歳という若さでこの世を去るのですが、とっても美しい方です。

第2位 ハウマーナ
フラの伝統や文化を重んじ、ハワイ語が神聖なものに聞こえて、美しい音が一晩経っても耳に残っていました。私共もハワイ語の勉強を少ししましたが、一つ一つに意味があって、そんなに心の籠った言葉なんだと、ハワイの人達の精神に感動しました。
この映画の見所はなんと言っても男性のフラ、象徴のようなものにも見えてきてとても素晴らしいです。


そして第1位はフラガール

です。今回の舞台版「フラガール」は2007年に日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した映画フラガールの脚本家、羽原さんが舞台版に新たに書いたものです。演出も羽原さんです。
一番最初のフラガール達も三ヶ月で舞台に立ったと言われていて、私たちも必死にお稽古をしています。未だに戦いは続いていますが、そんな先を観に来て頂ければと思います。

あんまり宣伝が得意でないので、この当たりにさせて貰って、
もしご興味がありましたらこちらからご予約頂ければと思います。
http://ticket.corich.jp/apply/91182/010/

お知り合いの方は直接私の方に連絡頂ければこちらで予約致しますので、個別に連絡を頂ければと思います。とにかく一生懸命やることだけはやめないように明日も明後日も頑張ります。