2015年9月29日火曜日

kolorを着る

a story about 「colorを着る」in GINZA magazine
 issue 220 October 2015


by  Yasutomo Ebisu, Michiko Yuasa, Hiroko Ishikawa, Ito Kuriyama
with Daria and Sam

2015年9月28日月曜日

幽玄懺悔


先週大阪でお仕事があったので一日奈良に帰りました。
月夜の鈴虫の音を聞きながら床について、朝は庭の葉っぱに落ちる雨の雫の音で目が覚めました。遂一週間程前にも一日奈良に帰ったのですがその時はまだ鈴虫と蝉が一緒に鳴いていました。もうすっかり秋です。

その前の週は新薬師寺の裏に或る入江泰山記念奈良市写真美術館で奈良出身のフォトグラファーNAOKIさんの写真展のレセプションに参加しました。実はNAOKIさんは同じ高校の大先輩にあたるのですが、数日前に 何かスピーチをという宣告を受け、私の写真展に行くという気軽な感じが一変しました。

でもいつも友人の結婚式のスピーチを頼まれたときもその場に思い浮かんだことをツラツラ並べてしまうので(必ず後からちょっと後悔するにも関わらず。そして友人の結婚式のスピーチとはまた訳が違うことに気付いてくれ)この日もその場で浮かんだことを口にしようとオープニングパーティーが始まって1分も経たないうちにマイクが回ってきました。


いやはや奈良の諸先輩の中でこんな大きな女が何を話すのだろうという感じだったと思います。あまりにも早いマイクだったのでマイクを受け取ってから10秒(体感はそのくらいだったような)ほど固まってから話し始めた第一声に自分もビックリしましたが、結局長いこと何かを喋っていたように思います。何を喋ったかは覚えていないのですが、その後皆様と一緒に展示を見ながら、しかしスピーチのあとはずっとドキドキが止まらずしていたら「これはあなた?」と写真に写る全然違う女性を見ながら3人のお母様が喋りかけて下さって、そんな一言から20分程お母様方の人生についてのお話を聞かせて下さり、何度か目に溜まる物がありました。


幽玄なるお母様方を目の前にし、海外から帰ると必ずや奈良に帰って仏像を見たり鹿を見たり、奈良は変わらずずっと奈良だと、とても懐が深い土地であると、奈良に住んでいるときは全く何も感じなかったのですが、東京に出て、そして日本の外に出て自分の個性みたいなものはなんなのかといつも見失えばヒントが私には奈良にありました。

NAOKIさんありがとう



2015年9月23日水曜日

L'Officiel Manila


A new story "STRANGER THAN FICTION" in L'Officiel Manila
September issue


made by Vien Tran, Pam Quinones, Ken, Junko Shimbori, Cailin Hill, Philippa Andren, Konami Kitagawa, Kanako Oshima and Thank you very much Keith Washington


2015年9月22日火曜日

お湯を沸かす

何だか今日はとても静かな朝だと思い暖かい紅茶を飲むために今お湯を沸かしています。

田舎育ちなもので東京でもなんでそんなところに住んでいるのかという質問が飛んでくることが多いのですが比較的静かなところに住んでいます。
ある日を境にお隣の工事が始まって、カンカンと金属の音が鳴り響くようになり、心の中でオーマイガーと思っていたのですがそんなことにも慣れ、そしてまたある日から東側で工事が始まり、現在南と東が工事中です。

シルバーウィークともあって、物凄い静けさの中に今いるのですがこんなに世の中は静かだったのかと思う程です。

しばらく空けてしまったブログですが書こうと思うと書けないので、とりあえず画面を開けてみて打ち始める体制なのですが今頭に出てくることが二つあって、そのうちの一つを続けてみようかと思います。

高校や大学の友人とは二人で夜ご飯を食べたりするのですが東京に出て来てから二人で食事をするような友人はなかなか多くは出来ず、お茶はする、ランチは行ける、夜ご飯を二人で食べる、とどんどん難易度が上がって行く訳ですが私のお姉ちゃん的存在に純さんと言う人がいます。昨日現代美術館に二人で行った後に清澄白河に或るもんじゃ屋を訪れました。
だから今日目が覚めて気持ちが晴れ晴れしているのかも知れません。

夏の暑い日に『紘未ちゃん、一緒に担々麺食べない?』と声をかけてくれたり、そんなことを言ってくれる人が何人居るだろうかと、この2年半くらい落ち着いて東京に居なかったお陰で今また色んなところで再会する方々がどれだけ自分にとって大切な人だったんだろうと昨日は純さんに色々話している中で気付かせて貰えたことがたくさんありました。
どんな時間も大切にしないとなと思いながら、もう一度お湯を沸かしてきます。