2018年4月21日土曜日

4月になって

4月ももうすぐ終わるなと思いながらこの4月は全く振り返る余裕も無かったんですけど、新学期が始まるというのと同じに4月は自分に新しい気持ちがいっぱいありました。

全然言葉も出て来なくて、というのも3月から次の6月末の舞台に向けての稽古が始まっていて、今はずっとダンス稽古で、それがもう大変で。あまりこんな風に大変だとかどうとか言いたくないのですが、本当に出来なくて毎日悪戦苦闘しています。基礎も何もないところからリズムの件も全く分からないので、「普通にこう」ということが全く分からないというか、辛い日々が続いていました。とにかく最初はがむしゃらにやっていて、何が分からないとかも分からず、本当に出来るようになるのかという不安しか無くて。1ヶ月が経って、なんとなくこういうことが完成系なんじゃないかという方向が見えてきたのですが、身体は思うように動かないし、動かし方も分からないです。練習しても練習しても上手く行かなくて、1週間ずつ稽古が終わっては、出来ない所や動かし方の方向性が違う所を修正して、また身体を作り直して、また新しい壁にぶつかって、突破口を探して、そんなことの繰り返しです。色んな修練の集合体で最終的に形に持って行けることを信じて頑張っていますが、こんな風に書いててもどんどん落ち込んで行きます。

昨日気分転換に下北沢に舞台を観に行きました。ずっと頭の中がダンスでいっぱいだったので、色んな人と話して、「自分の成長過程を見てもらえば良いのよ」って、そうだ。恐れる事はない、一生懸命やってやってやって、それでもダメならしょうがないし、でも一生懸命やることをやめないようにそれだけは頑張ろうって思いました。今までビビって舞台の告知をして来なかったのですが、色んな人に見てもらって、色んな人に色んな意見を言って頂こうと、そう思えました。近々告知をさせて頂くと思いますが、とにかく一生懸命やることをやめないです。

2018年4月7日土曜日

春です

ミセス4月号


stylingは金子さん

今日5月号が発売になりますが、初めてミセスのお仕事をした時のstylingは金子さんでした。1カット1カット終わるごとに
「ありがとう」と言って下さる事に、私の方がこんなに素敵な服をたくさん着せて下さってありがとうございますという気持ちでいっぱいでした。


makeupはFusakoさん
去年の暮れくらいから広告や雑誌でFusakoさんとご一緒する事が増えたのですが、私はFusakoさんのナチュラルの抜きのメイクが絶妙で素晴らしいなといつも鏡越しで拝見しています。


写真はMatsumotoさんです

フォトグラファーの松本さんとは初めてお会いしたのは2、3年前だったのですが、色んなところで、松本さんが撮って下さった写真が好きだと言って下さることが多くて、今回のミセスの写真でも色んな方から素敵な新しい意見を頂きました。
フィルムで撮影なさるのでいつも出るまでのドキドキとこんな風に撮ってらしたんだと大きなサプライズを下さいます。

最近、たくさん素敵なお洋服に出会うことが増えて、より一層魅せ方の難しさを感じたり、どんなことでこのお洋服をデザイナーさんが作ったかということや色々なラインを見ていて、お洋服を眺めていると感じられる事も前よりまた増えたような気がします。





2018年4月4日水曜日

舞台のこと

舞台のことについて昨日話す事があって、色んな事を思い出しました。

「何で舞台をやっているのか」と聞かれる事が多いのですが、
私、モデルになった時にモデルになったのだから絶対夢は海外のコレクションに出る事と決めて、20代の前半はどうやったらそこに行けるかという事をずっと研究していました。実際自分の力で海外に行ってイギリスでもまさかこんな事務所に入れると思わなかったのですがselect という当時私が物凄く憧れていたスーパーモデルのstella tennantさんと同じ事務所に運良く入る事が出来ました。入れた事はとても大きな喜びだったのですが、戦いはそこからで、想像を絶するほどの体験が待っていました。海外は日本と違って本当にシビアですから、コレクションでフィックスされていても直前で外される事はよくあって、撮影も途中で帰される事とかはよくあります。
あまり文章で伝えすぎないようにしますが、とにかくやり場の無い涙をたくさん流し、
とにかく孤独との戦いでした。20代後半をイギリスとの行ったり来たりを繰り返しているうちに、もう気力も体力もなくなってしまって、むこうに戻りたくないという気持ちが強く出て来てしまって、30歳を迎える前に、またここで古本屋のおじちゃんが出てくるのですが、「28歳くらいでやろうと思った事は30代に持って行けること」と言ってくれていたのを思い出して、今自分のほとんど頭の中の考えごとのベースがイギリスだったので、一度それをやめたくて、日本の事務所の社長に話をしに行きました。椅子で座って社長を待っていたら、「こんなオーディションあるけど受けたいなら自分で履歴書送んな」と一枚の紙を渡されました。

それが舞台のオーディションだったんです。何だか分からないけれど、私は今自分の次も何も無くて、でも目の前に現れたこの1枚の紙が、なんだかここに行かないと私のこの先はないんじゃないかとそのとき思って、すぐに履歴書を買いに行って、忘れもしないのですが、その日は雨が降っていて、何時間もかかって渋谷のカフェで履歴書を書き上げたのを覚えています。

それが2、3年前のことです。私は初めて舞台でダンスも経験し、8カウントを初めて知って、今まで孤独だったことが、たくさんの人達で言葉を繋いで2時間の舞台を作り上げていく。そしてそのとき忘れもしない旅立ちのシーンで「おはようって言ってくれる仲間がいた、いただきますって一緒に食べてくれる仲間が居た・・・」って、本当にシンプルなことなんですけど、毎日「おはよう」「いただきます」って一緒に誰かと過ごす事、こんな幸せな時間はないってその時、切に思いました。

そんなことで私は、自力でできる範囲には限界があって、誰かがいることで出来る事、皆のそれぞれの力を合わせれば出来る事がたくさんあるって、舞台から教えて貰いました。自分の今まで凝り固まっていた概念をいつもこの場所に来て心新しくすることで、またモデルに戻った時に、明らかに表情だったり色んな事への変化が自分で感じられたんです。だから1年に1度自分にとって挑戦の場をつくって、自分の中に色んなものを取り込んで行く。コレクションに行く事も舞台に出る事も自分の人生にとって挑戦ということに変わりがないからです。


2018年4月1日日曜日

毎日の


東京のファッションウィークが終わって

久しぶりに皆と一同に会えるこの時間がとても楽しかったです。

今回はバックステージで色々な皆の姿を写真に収めました。仕事をしている時は皆シャキッとしているのですが、笑うと皆凄く可愛くて

いつもお馴染み関水結花の背中。
ショーですれ違う時の迫力が凄い
あなたの背中をRED BONEの「come and get your love」を聞きながら見ています。

たまに半透明かなと思うくらい透明感が半端無い
Hesuiちゃんの毛揃い事情

お弁当をも似合わせてしまう
スーパーモデルのりなちゃん

追いはぎにあった僕のand wander鹿Tシャツ


リュックを背負ったままヘアメイクをしているリリアン。

相当大事なものが入っているか、このまま帰るか。

偉大なる先輩達の背中

今回で12シーズン目になるんだなと気が付けばよくここまで長く続けたというか、本当色んな方が色んなものを引き出して下さって、現在も尚こうやっていられるんだなって思いました。
The Dallas 2018AW

だいぶお姉さんになってきたので、ショーでも自分の役割が変わって、そして自分は自分で大人の魅せ方を新たに研究しているところです。最近撮影でも「なんか大人になった」と言われる事が増えて、「大人てなんや」と思っています。


新年度になって、最近また新しく挑戦している事があります。いつ言おうかと思いつつも、また舞台に出ることになりました。今はその演目に向けて3月から昼夜猛特訓しています。舞台、次で4回目になるので、いつもビビって告知をちゃんとできていなかったんですけど、この前の舞台で本当にたくさんの方が観に来て下さって、帰って行かれるその皆さんの顔が忘れられなくて、私の方が皆さんから勇気や次の公演への活力を頂いて、稽古場だけじゃ分からなかったことが見て下さった方々の言葉によって、初めて知る事が多かったんです。色んな事は怖いけど、見てもらって色々言って貰ってなんぼだと、お洋服のコレクションを見ていても毎シーズンデザイナーさんが自分のコレクションを発表して、自分の中のものを世の中に打ち出している姿を逞しく、尊敬をしていて、私も今回こそは告知しようと思いました。

詳しいことはまたこちらのブログにて、今はまだ頑張りますしか言えなくて、出来ない事しかないので落ち込む事ばかりなのですが、毎日をとにかく今は一生懸命過ごしています。