2017年12月31日日曜日

2018年の私へ

今年は色々な事がありました。1月のフィレンツェ、ピッティウオモでのsulvamのコレクションに始まり、2月から「綱引き」の演目の舞台の稽古に入り本番、5月のニューヨークでの撮影、CMにそしてずっと兼ねてからの目標にしていたミセスの撮影、人生で一度は行ってみたかったアイスランドにも行きました。今までも「今年が一番最高」と思って来たのですが、今年は色んな仕事に出会いました。その中でも大きく浮かび上がるのはそれぞれの「人」の存在なのですが、どの方との出会いも、長く続けてきたからやっと出会えたんだ、やっと一緒に仕事をすることが出来たんだと思えました。巡り巡って「やっと」ということがとても多かったです。
偏に「表現の幅」という言葉で言い表せるのかもしれませんが、それぞれにまだ足を突っ込んだだけなので、まだまだ初めて知る事ばかりで、出来なかった事や悔しい思いをしたこと、たくさんあります。
そのブラッシュアップを来年は行って、より一層深く追求できるよう努めたいと思います。真面目なことばかり言っていて、何だか堅めなので、来年は一つ柔らかめの、自分にとって「その風、人生で吹いてないわ」ということにも挑戦しようと思っています。

今年の最初にほぼ日手帳の撮影の話を書きました。
今2017年の1日1日のページを見ていて、最初はきっと日記代わりにしようと書き始めていたみたいです。舞台の稽古が忙しくなってからは、「朝11時11分に家を出てどこかで板チョコを1枚買って行く」で終わっていたり、稽古中に気付いた事や、疲れ果てて全く書けていない日もあります。舞台が終わった4月の半ばからは恐らく解放されて現実の世界に戻るために思いっきり外にエネルギーが向いていたんでしょうか、物凄く楽しかった記憶はたくさんあるのですが2ヶ月くらい何も書いていません。
そしてそのあとはこの2ヶ月で出会った方々からヒントを得たのか、急に日記ではなくて雑誌や本から得た情報や今日作ったご飯のこと、レシピ、手土産のこと、人に聞きたい事、洗濯の上手な方法、英語の事、何だか今まで自分の中には無かった丁寧に生きて行く術を書き始めています。
これを見ていてもこんなことを考えながら1年を過ごしていたんだな、でも大きく自分が何をやりたくて、何を知りたいと思っているのか、それがとても分かりやすいです。この2017年を通して来年にやりたいこと、どうしていけばいいかそのヒントが隠されていました。

ほぼ日手帳は最初手に取った時、A5サイズで大きくてこんなに書くところが多くて使いきれるかなと思ったのですが、1年使ってまた来年も使いたいと思い、結局2018年版も購入しました。私なりのほぼ日手帳の楽しみ方が分かったみたいなので、2018年も一日何か一つでも感じた事なんでもいいので未来の私に渡して行こうと思います。

2017年は本当に色んな経験ができてとっても素晴らしかったです。こればかりはもう皆様のお陰でしかなく、心からの感謝です。素敵な経験をさせて頂いてありがとうございました。来年は色んな分野からアプローチをかけながら自分というものをより一層磨けるよう進んでいきます。なぜだか分からない2018年へのワクワクがとまらないです。皆様良い良いお年を御迎え下さい。


隣にいるのは今年最後の撮影で会ったキャスです

ヨイヨイ

2017年12月30日土曜日

鍋の中に

eatripの野村友理さん企画演出の食の鼓動に行って来ました。3時間ほど前に終わった出来事なのですが、まだ何かが溢れて止まりません。


御料理と音楽とタップダンスとこんなコラボができるなんて。
素晴らしい演奏とダンスが続き、タップの音が色んな食材を切っている音に聞こえたり、言葉に全く出来ないのですが、音楽やダンス、目と耳で感じるのに加えて、御料理もその場でこの幕の中で作られて


匂いまでも重なって。

こんなパフォーマンスがあるなんて、本当に感動してしまいました。
最後に聞こえた重みのある鍋の蓋の閉まる音にはここにいる皆との時間がつまっていました。

今年もたくさん舞台やライブに行きましたが、最高の締めくくりになりました。
最後の最後まで素敵な出会いもあって、やっぱり食が繋ぐものは素晴らしいです。



2017年12月23日土曜日

地球の救い方

大層な題にしてしまいましたが
昨晩、フードコーディネーターのあさちゃんとダンスを観に行って来ました。
(あさちゃんは大学が同じで、食品栄養学科を卒業しています)



昨年、舞台のオーディションのために少しの間、ダンススタジオに通ったことがあって、そこのスタジオで講師も担当されている松田先生が今回出演されていました。

ダンスのことは全然分からないのですが今回、松田先生が舞台の上で表現者として踊っていらっしゃるのを見て、緻密なダンスに、そしてこれまで物凄く自分と向き合って、努力をなさってきた方なんだというのがとても印象に残りました。その他に3名の凄い方々が出ていらしゃったのですが、それぞれの素晴らしいところが見えて、モデルも一歩歩くだけで性格が分かると言われるのですが、ダンスをされている方も性格が出るのだなと思いました。もちろん素晴らしいという意味です。
内にこもる密度の高い熱や、爆発的な放出力、与えるものや、チャーミングさ
やっぱり笑顔って大事。それを心から思いました。
私は昔から笑顔が下手くそなので、「やっぱり笑顔って地球を救うかも」というのが昨日の一番の心に留まった事です。これはあさちゃんと来年のテーマにしました。

生身の人間の凄さと可能性と身体のマネージメント力、素晴らしかったです。


2017年12月22日金曜日

チャイの旅

昨日、大阪にいるチャイの師匠、神原さんから
「先日の日曜日、50杯のチャイを作った」と写真付きで連絡を貰って、師匠元気かなと思っていたので、超絶嬉しかったです。

超絶嬉しかったので、写真を特大サイズで載せます。はみ出しています。

メールは今も続いているのですが、お互いに言いたい事だけ言っています。それが可笑しいです。そして今日は埼玉まで行く用事があったので、少々長旅になるなと、師匠に直伝して貰った淹れ方と茶葉で、チャイを魔法瓶に入れて持って行きました。
最近ドラえもんカラーの魔法瓶を手に入れたのですが、魔法瓶の保温性の凄さに驚いています。

新人の頃にかっこいい先輩が、現場でケータリングの飲み物を飲まずに自分で作って来た温かい飲み物を魔法瓶に淹れてきて飲んでいたのを見てかっこいいと思い、その当時私は東京に来たてだったのでこれでもかというくらいお腹いっぱいにケータリングを食べていました。
そして今やチャイをドラえもんに淹れて持ち歩く自分に、まぁ特に何も思わないけれど、神原さんのチャイを淹れて持っているという事に嬉しさを覚えました。

来年はもっと色んなチャイを師匠から学ぼうと思います。

2017年12月20日水曜日

納豆菌

croissant 963  12/25 特大号
ph Jun Okada
styling 木俣さん
h&m 茅根さん

クロワッサンを最初から読んでいて、2つすぐに実践した事があります。
一つはスマートフォンの使い方のところにあった、便利なアプリ「Zaim」
私の携帯は皆さんに「何で?」と言われる事が多いのですが、機械音痴も良いところで、新しいものになると使えないのでずっと同じ機種を使っています。遂最近壊れてしまったところ同じ機種のアップグレードされた新しいものをショップの方が勧めて下さったのですが、サイズが大きいものしかなくて、それはちょっと携帯と認識するのにも時間がかかりそうだったので何年も前のものだけれど、補償のサービスで同じ機種の新しいものに取り替えてもらいました。新しくなった携帯にほとんどアプリというものを入れていなくて、「何で」とよく勢い良く突っ込まれるのですが、この度スマホの使い方をクロワッサンで熟読して、しかも新しいアプリを入れてみるという、私の携帯に新しい風が吹きました。
「Zaim」家計簿です。レシートを写真に撮るだけで金額も場所も分類も認識してくれて、なんと賢いのでしょう。


もう一つは納豆のお話です。
納豆が身体にいいというのは聞いた事があって、だいたいの夜ご飯には納豆を用意することが多いです。その納豆の納豆菌がとにかく免疫力を高めてくれると。
そしてその納豆菌(2200種以上もある)の中で免疫機能性が一般の納豆菌より1.5倍のものがあるそうです。その名も「s-903 納豆菌」
この「s-903納豆菌」外部からのウイルスや細菌などの異物を早く見つけては処理してくれるそうで、この見出しで一番響いた「ノロウイルス予防にも効果があるすごいパワーをもつ・・・」よくノロになるんですわ。 ヤマムラノロミ
この納豆菌が入った納豆探します。


とても勉強になる記事ばかりでした。先ほどから載せている写真達は
料理やお掃除、日々の暮らしに自分のスタイルを取り入れて気持ちを引き締めて最高のパフォーマンスができるようなワークウェアの紹介です。




天ぷら

遂に行くことができました。
「天ぷら近藤」さん
夏くらいに天ぷら近藤さんの亭主、近藤文夫さんの著書を読んで、
天ぷらを通した人生観が、その美しい心を知りたくて、行ってみたいと思っていました。
最近鹿日記が食ブログ化してきたのですが、美味しいものを食べるって本当に幸せです。

今年の1月にsulvamのショーでフィレンツェに行った時に、色々な事を感じて、恐らくこれからお洋服の着方は変わって行くと感じました。
そんな1月からもうすぐ1年が経とうとして、今年を振り返ってみると、今年は今までより、より一層違う形で仕事をしたように思います。話す人や出会う人、経験も意見も皆さんしっかりある中でディスカッションをしなくてはならない、そんなことから今まで以上に自分が知らない事の多さに驚き、色んな人と会話をするためにも深く勉強が必要だと思いました。
食はその中でもコミュニケーションの大きなものの一つでした。それこそお金がなかった時には外食をすることも難しくて、でも少しずつ、美味しいものを知って行くということの大切さと楽しさと広がりを知りました。

そんな中で今年、行きたいと思った御料理やさんが二つあって、奈良の「ラ・トラース」さん、そしてもう一つが「天ぷら近藤」さんでした。

私はとてもラッキーな事に近藤さんが揚げる目の前の席に座ることができました。揚げている姿を見ながら、手や身体は天ぷらを揚げてきた人生になっているんだと思いながら、スタッフの方々もとても良い表情で働いていらっしゃいました。

そして「コ」の字になっているカウンターなので全てのお客様の表情もみることができて、皆様の佇まいや、お召しになられているお洋服、それを見ているだけでも自分は今とても素敵な空間で御食事をしているんだという気持ちになりました。
美味しい美味しい天ぷらを頂いたあとの近藤さんのまっすぐな笑顔に、物凄く感動をして、またこの笑顔を見にここにやってきたいと思いました。今度はうんっとおめかしをして。

思い出しても優しい気持ちになります。きっと今年最後の素敵なお食事のお話です。


近藤さんのインタビュー記事

2017年12月12日火曜日

プディング

表参道でプリンを買いました。昔プディングヒロミと呼ばれるくらいプリンが好きだったので久々の浮かれ気分で帰路につきました。

つい最近、大学時代からの友人のフードコーディネーターのあさちゃんを迎えてお家で綺麗なご飯を作ってもらいました。色とりどりの野菜達が現在家にあって、どのように扱えば良いか分からないので、何となくカラフルからスペインが思い浮かび、何かスペイン料理を作ろうと、シェリー酒ビネガーたるものを探し求めて成城石井にやってきました。

赤ワインビネガーや白ワインビネガーに並ぶところで発見したのですが、これが赤ワインビネガーよりお値段が2倍くらいしました。なかなかするのねと思いながら購入し、家に帰ってアミーゴ気分で作ろうとしたらプリンがないことに気付き、
成城石井のレジで、「袋大丈夫です」と言ってリュックを持ち替える時にプリンを置いて、「プリン忘れないようにしなきゃ」と思ったところまで覚えていたので、
夜の街を自転車で走りました。

成城石井についてレジのお兄さん方に「プリンしりませんか?」と何のこっちゃと少しずつ説明しながらレジが3台、プリンプリンプリンと成城石井にプリンの言葉が飛び交っていました。
すると私の御会計を担当して下さったお姉さんが奥から「プリン知ってます」と奥に走って取りに行って下さいました。

「良かったです」とプリンを手渡して下さって、成城石井で買ったプリンじゃないのに本当お手数おかけしました。

キメの細かいパン

同じ事務所のさこちゃんと45Rの展示会に行きました。


その後、45Rの撮影で大変お世話になった写真家のワタナベアニさんと「コーシー(珈琲)に行く」というイベントをついに達成出来ました。

アニさんとTHREEのカフェに入って、最近の話をし、アニさんが撮った45Rの写真の中で、私にとって一生の宝だと思う写真があります。


阿蘇の山で撮影したものです。

この日、前日まで舞台に出ていました。それが私にとっての初舞台で、自分の中で今までやったことのないことに挑戦し、終えた直後の写真です。自由で新しいです。

この写真にはこれまでと、これからが写っていて、何年か前の写真なのですが、私には今でも『これから』が写っているように見える色褪せない写真です。

撮影の中で新しい自分に出会う事はとても難しくなってきたのですが、日常の自分に新しいことを経験すると自分で自分の成長なんて分からないけれど、一枚一枚を大事にしていくためにも常に自分を高める事をするというか、とめられないのです。
しばらく代わり映えのしない自分の写真にうんざりしては落ち込み、どうやったら抜けられるのか、そんなことは多分一生続くような気がしますが、こうして何かの人生の機に残っている写真は私にとって一生大事で甘酸っぱいです。

そんな話をアニさんにしながら、

THREEのウェブより

THREEのモーニングメニューのパンのキメの細やかさとずっしりとした重量に驚きました。
「米粉のパン」の存在を初めて知って気になって仕方がありませんので
次はアニさんとパリの街角3カフェでコーシーを飲むのを楽しみに過ごします。

米粉米粉


2017年12月11日月曜日

チーズのお姉さん

最近冬だからかホームパーティ式忘年会に行くことがあるのですが、何を持って行こうかといつも思います。私事なのですが、最近チーズを眺めている事が多くて、というのもたまたまなんですけど、とってもご丁寧に一つ一つのチーズの説明を書いてあるお店があって、ずっとショーケースの前で読み続けていました。
奥が深いんだろうなと、なかなかチーズというものに触れて来なかった人生だったので種類の違うチーズを3つ買ってみました。

ブルーチーズをハチミツで食べる事はピザで知ったのですが、これの味の違いの深さにはまだまだ理解が浅く、だいたい外さないといわれている堅めのチーズに、もう一つとろりとしたチーズを持って行ったところ、最後のチーズがドカンと当たり、調子にのりました。

たまたまに神楽坂に用事があったので、チーズ専門店に行きました。対応して下さった店員の方がお忙しいにも関わらず親身に、私のこのチーズに対するまだ浅めの気持ちに答えて下さって、ドカンとあたったチーズの話をもとにこちらはどうですかとすすめて下さったのが
「Duo de Brie aux Truffes」というクリーミーなブリーの間にトリフがサンドされているチーズでした。もう何ともクリーミーなブリーの時点でかなり上級な説明、な上にトリフて。
凄いけども、とても人気があって、今の時期よく出るそうです。

私、残念な事にワインもそんなに飲めなくて、でもチーズを食べてワインを飲むと、いや逆か、
ワインを飲んだ後にチーズを口に入れたのかな、そうしたらチーズの味がお花の味に変わって、それに驚きました。

色んなことがもっと楽しめたら話ができる人も増えるだろうに、でも今はなんとなくチーズというものが季節な感じがして、それを楽しんでみようという気になっています。

神楽坂のチーズ専門店のお姉さんの笑顔が忘れられないです。



ホットアップルサイダー

この前友人のお誕生日を御祝いしました。
彼女のリクエストで行った先で頂いた飲み物がとっても美味しかったので、どうやって作るのだろうと名前の下に素材が

アップルサイダー、クランベリージュース、レモン、オレンジ、生姜、ブラウンシュガー、クローブ、シナモン

この素材をどうしたら美味しいホットドリンクが出来上がるのかと調べてみたところ、
アップルサイダーがなかなか手に入らないと書いてあったので、成城石井に売っているリンゴジュースで代用して作ってみました。

アメリカ南部の家庭料理だそうです。

この方のレシピを参考にさせて頂いて、とっても美味しくできました。

飲む時にガラスのコップに生姜の輪切りと柚子皮やオレンジの皮、シナモンスティックを入れるとまた美味しく美しかったです。

ブル顔

最近夢を見ました。あまり夢を見ないと思っているのですが、本当に見ないのか、見ているけど忘れてしまっているのかどちらか分かりません。

3匹の動物が居て、一番最初が何だったか、二番目が猫ちゃんで、3番目がブルドックでした。

私はそれぞれの動物の亡くなった飼い主と動物を会わせるという役割の人物で、
猫ちゃんが終わり、三番目のブルドックちゃんが現飼い主に抱かれて右からやってきました。私は「このブルドックちゃんの飼い主は誰なんだろうと」左を向いてアシスタントの子が(私にはアシスタントがいるようです)持っていた白黒写真に目をやると、渥美清さんでした。私は心の中で「寅さんだ」と思い、ブルドックちゃんに目をやると、左から寅さんの格好をした渥美清さんがやってくる気配がしました。
ブルドックちゃんの顔がみるみるうちに涙顔に変わって行き、なんとも言えない表情に目が覚めました。

今思い出してもグッときます。

2017年11月27日月曜日

ボナペティ

とっても素敵なプレゼントを頂きました。


好きな映画の一つに「ジュリー&ジュリア」という映画があります。
1960年代にフランス料理をアメリカ人向けに作ったレシピ本を出版したジュリアチャイルドという女性と、時を越えてジュリーという女性がそのレシピ本をもとに1年で500以上もの御料理を作り、それをブログにあげていく、
ジュリアの時代とジュリーの時代を行き来しながら二つの物語が進んで行くお話です。


メリルストリープさんが好きで、中でもジュリアを演じているメリルストリープさんが大好きです。この物語には色んな「好き」があって、好きって大事です。

「今年の鹿日記は御料理のことが多いですね」と言われるのですが、特に今まで食事や御料理についてそこまで興味をもったことが無かったのです。

イギリスに居た時に友達が居なくて、一人でご飯を食べる事も多く、挑戦している時期は本当にお金がなかったということもあって、ダルストンのマーケットでバケツ一杯のジャガイモを1ポンドでよく買っていました。

イギリスでは色んな人の優しさに触れ、伝えたいということに悔しさを感じたり、生きて行く上で物凄く大切な事を学んだ気がします。
今は日本に居て、落ち着いた生活をしているので、皆で時間を楽しむ、過ごす、作る、心で思った事は極力伝える、ととにかく一つ一つを後悔の無いようにやりたいなという気持ちがスタンダードに、楽しむということを少し覚えました。
そんな中でも「ご飯を共にする時間」に興味を持って、今年はとにかく色々なものを作ってみてそれぞれの食材の威力や、ハーモニーや、お店に色々行ってみて、どういうところが愛情になっているのか、それをまた持ち帰って作ってみたりしました。自分で作ると全然上手にコーディネートもできないので、そういうことも学びながら、トータルに楽しめるようになっていきたいです。


そんな話と心の変化を知っていた友人が
映画「ジュリー&ジュリア」の冒頭に出て来るジュリアのレシピ本を誕生日にプレゼントしてくれました。感動のあまり
「ワワワワワワワワ」しか言えませんでしたが、開けるとびっしりと英語で、これはまた来年の目標ができました。

今実は今年最後の目標を掲げて11月の誕生日を過ぎたくらいから年末に向けて急ピッチで進めていることがあるのですが、2017年も最後まで張り切っています。

ジュリアチャイルドさんの画像検索より

2017年11月24日金曜日

レオパード

Junさんに今年もとっても素敵な誕生日のお祝いをして頂きました。
場所は恵比寿にあるイスラエル料理「Ta-im」さん
この写真はことりっぷさんの写真です。

お店のサイズといい、御料理も最高に美味しかったです。この写真からも外国人の方がいらっしゃっているのが分かると思うのですが、私たちが訪れた時も私たち以外は全員外国の方でした。19時には満席状態になるので早めに行かれると良いかもしれません。

この写真もことりっぷさんから。
ランチもあるそうなので今度はランチにも行ってみたいです。

そしてお腹もいっぱいになって、Junさんのお家にそのまま行かせて頂いたのですが旦那様のNoriさんがケーキを買って待っていて下さいました。

代官山にあるスポンジケーキ専門店「Ennismore Garaden


11月11日で11周年を迎えるEnnismore Gardenさんだそうです。私もそういえば今年モデルを始めて11周年でした。こんなに長く続けられると思っていませんでした。本当熟、周りの方々に支えられて、教えて頂く事がずっとあって、改めて感謝感謝です。ありがとうございます。

Junさんと今年の2018ssの撮影について色々を話し、前にも書いたのですが、着た瞬間に色々な女性が浮かんだことも、私がいつも思うのはJunさんの服を着る事で、自分にとっての似合う服という概念が新しくなるんじゃないかということです。私は少なからず、普段の自分はこんな感じというものがあるのですが、その幅をいつも純さんが広げてくれていたように思います。
この度はお誕生日に今まで着た事の無いコートを頂きました。色んな古着屋さんを探しまわって下さって、やっと見つけて、「ボタンが違う」とわざわざボタンを似合うものに着け直して下さって。これはもう愛情がこもった大切な大切なコートがクローゼットにやってきてくれました。

お洋服のことを何年も前から純さんから色々教わっているのに、私はなかなか冒険もしないのですが、本当は普段からファッションを物凄く楽しんでキラキラと街を歩いてみたいです。そのためにもっともっと色んな事を知って、素敵な先輩女性にこれはどこのなんですかと質問して行こうと思います。

いつも素敵な時間をありがとうございます。



2017年11月23日木曜日

新たな舞

matohuさんが御衣装を担当なさった舞台を能楽堂に観に行って来ました。

入場した後、デザイナーの堀畑さんと関口さんにお会いして、今回「修験と巡礼の道」ということで
「ふさなり」という三重県の熊野市にある花窟神社と産田神社の二つの神社の神饌のために作られたお米を頂きました。ふさなりの田植えは満月の夜に行われるそうなので、次の満月の夜に大切に頂こうと思います。

THE KUMANO
紀伊山地、吉野熊野に古代から幾筋も広がる修験道と巡礼道の数々の伝承されているドラマの一つ。熊野に参る巡礼者が見たもの、それが能舞、ダンス、バレエで表現されていました。
実は能を見たのは初めてで、このような舞が能楽堂で見られるとは、新しくて、そして素晴らしい舞台にmatohuのお二人が携わっていらっしゃることに感動しました。
今までショーでしか見ていなかったお洋服の新しい姿を知りました。


こちらはmatohuさんから

人が連なり、楽しむ時、その時代の文化は生まれます。
初めて知ること、より深めることは、
私たちの人生の質を豊かにしてくれます。
そして好きなことがふえると、
喜びもまた大きく育っていきます。
私たちがmatohuの仕事を通して出会い、
またこれから出会うだろう人、
物事、感動を、もっと多くの人と分かち合いたい。
そんな交わりの場をRenと名付けました。

この中に根津美術館で毎年秋に行われている「現代茶人の茶席」に
今秋はmatohuのデザイナーさんが選ばれました。

一昨年前、matohuさんのブランド10周年の際に、根津美術館のお茶室で
「matohu 長着茶会」というのが行われたそうなのですが、私もいつかmatohuさんの長着を着てお茶の席を楽しんでみたいと思いました。今回の舞台もですが、matohuのお二人が御衣装に携わるような舞台にはmatohuさんのお洋服を着て、観劇を楽しみたいです。




2017年11月15日水曜日

1111

今年も無事に誕生日を迎える事ができました。たくさんのメッセージと、事務所にもとっても素敵なお花をありがとうございました。

11月11日と1並びのお陰でたくさんの方が覚えていて下さって、久しぶりに高校の友人や大学の友人とメッセージのやり取りをしました。当日は膝関節のテレビを見ながら名古屋のビジネスホテルで迎えたのですが、兄夫婦からのメッセージが一番最初で、お姉ちゃんがいるという私にとって初めての誕生日でした。そこから始まって、1日名古屋でお仕事をして、誕生日が終わる最後の最後までとっても素敵な時間を過ごす事ができました。

そしてWacoalさんのCMがちょうど11月11日から流れています。


テレビでは30秒バージョンですが、是非3分バージョンもこちらで見てみて下さい。

「失恋」「思春期」「挑戦」「出産」4人の女性のターニングポイント
『これまでも、これからも。より美しく』
Director Naoko Tajima
Camera Taiji Tajima
Music Arielle Paul and Dan Gross
Hair&Make Haruka Tazaki

2017年11月1日水曜日

くりきんとんの数

そして親戚にも会いに行きました。再従姉妹という存在で母の従兄弟の子供同士なのですが、小さい頃一緒に遊ぶのが本当に嬉しくて、途中高校や大学やと、会う機会は減ってしまっていたのですが、誰かが結婚をして、家族が増えて、今回皆で食事をしました。それがまた大人になったので何か特別な事もということもなくあの時のまま楽しい時間が過ぎて行きました。

岡山は来る度来る度、特にお仕事では非常に学びが多くて、モデルとしてもなのですが人間的に学ぶ事が多いです。街を歩いていても、色んな優しさの機会に触れる事が多くて、新幹線のみどりの窓口の駅員さん、お土産屋さんのレジの方、素敵なカフェの店員さん、

本来の、「お店の人とお客様との関係」の前に感じる、「人としての何か」それがお店の人とお客という一瞬の肩書きを借りて伝わる一瞬の事がとても温かくて。
長い目で見ても、きっと何かがずっとジワジワ心に伝わるし、そんな積み重ねも感じたりしました。そういう姿に直接触れたりすることが岡山に来るととても多いのです。年に二回程しか来れないのですが、毎回また行こうと思うところが増えて来て、手土産のくりきんとんの数が増えるばかりです。


2017年10月31日火曜日

ポン酢

そして毎回岡山に来る度、倉敷に会いに行きたい人がいます。天満屋のインポートブティックemmaのご夫婦です。何年か前に展示会でモデルのお仕事をさせてもらっていて、そこに買い付けにいらしていました。
いつか会いに行こう会いに行こうと、なかなか岡山に行く機会がなかったのですが、去年からその機会が増えて、年に二回くらい会いに行くようになりました。

優しい笑顔で迎えて下さって、倉敷の名物をいつもお土産に用意してくれていて、前回頂いた倉敷グラスは大切に使っています。今回はとっても美味しそうな味噌ぽんずを頂きました。
先日関西のお友達とポン酢の話で一瞬盛り上がったのですが

関西人の二人は「これや」言うて
その時お鍋でポン酢が無くなったので、次回は頂いた倉敷名物味噌ぽんずでいただきます。


束の間の滞在でしたが二人の笑顔と元気な姿が見られてとっても嬉しかったです。


2017年10月30日月曜日

栗きんとんとチャイと河童

久しぶりにお仕事で岡山に行って来ました。岡山には親戚も居るので親戚と、行く度必ず会いに行く人たちが居て、いつも色々東京からお土産を持って行くのも楽しみです。
でもいつも持って行った以上に持って帰るものが多くて、有り難い気持ちでいっぱいです。

今回持って行ったのは恵那川上屋さんの栗きんとんです。色んなところに行く度に持って行きたいと思うのですがそれこそ生菓子でお砂糖が入っていないので賞味期限が一日しか持たず、そして東京では二子玉川にしか売っていないと思っていたので、若干難しめだと思っていたのです。
がしかし、品川駅構内で見つけて、その嬉しさあまり道行く人に配りたいくらいの量を買いました。それを持って、岡山に着き、空き時間に向かったチャイの師匠の現場。
前回のブログに書いた、僕のチャイの師匠が岡山大学のJカフェで出店をしていたので、そこに栗きんとんを持って行きました。師匠のマサラチャイを頂き、本当に美味しい。いやはや練習しても、師匠の味と全然違う。
後ほど師匠に聞いたらチャイは全部売り切れて、本も全部売れたそうな。次どこかで出店するときは必ずやお手伝いに向かいたいと思います。

そして同じくJカフェで出店していた大阪からお越しの河童堂さんの絵がとても可愛くて
最近携帯が壊れてしまったので、前の携帯には素敵な頂き物ステッカーが貼ってあったのに、携帯会社に返してしまい、新しいステッカーを求めていたところに河童堂さんの猫とカエルシリーズを見つけて、from大阪カッパ堂だけれども岡山に来た思い出の一つに買って返りました。

是非携帯を見かけたら「これか」と心の中で思って下さい。

岡山編まだまだ続きます。


2017年10月25日水曜日

神原スタンプ

以前ブログに書いた僕のチャイの師匠神原さんが11月28日に岡山大学のJテラスで開催される「イチョウ並木の本まつり」に出店します。お手伝いをしたかったのですが、この日お仕事になって、でもとっても嬉しい事に仕事場が岡山です。どこか朝の入り時間前か、お仕事の合間に行こうと思っています。

「寒いのにアイスチャイです」苦笑 
と師匠が言っていました。初めて会った時に師匠のアイスチャイを飲んで、こんなにチャイって美味しかったんか!と衝撃を受けたので寒いけれど是非飲んでみてほしいです。

前回師匠に会った9月9日のワークショップは、ちょうどアイスランドから帰って来た次の日に大阪の池田市にあるフェルトさんで行われました。師匠を通して本に携わる方々との出会いや、それこそ少なからず会話を毎回少しずつ師匠と交信?更新できることが嬉しく、でもチャイという表現で一つ会話がなされているようにも思います。

今週末のことを考えるとワクワクが止まらないです。


2017年10月21日土曜日

民族

KOSHIRO EBATA 2017ss NIRVANA collection piece
Ph 広川泰士
Styling 伏見京子
hair TANO
make nao yoshida
prop 大吉

色々設定があって、
長老とその妻(model/明秋氏・松本智恵子氏)

この民族の戦士(model/大吉氏)

その村の少女 (hacoちゃん)

長老の孫です。

詳しくはkoshiroebata氏のインスタグラムより

この撮影の時にレファレンスが壁に飾ってあって、ファッションのものが多かったのですが、写真があがってきて改めて民族がいるようなところに行ってみたいと思い、色々調べていました。

ケニアのキクユ族

美しい

サハラの地ワダベ族のコンテスト

モンゴルにもいつか行ってみたいと思っていて、私の中ではスーホの白い馬の影響が大きかったのが、首都ウランバートルの画像を見たら完全にシティで、しかも最近の遊牧民はWi-Fiを駆使していると聞いて更に衝撃を受けました。


2017年10月18日水曜日

サチさん

伊勢丹のサロンドパルファンで開催されている「資生堂フレグランス100年の軌跡」を見て来ました。
事務所の先輩サチさんの2004年5月号の花椿の表紙が2007年の資生堂の香水と共に飾られていました。

展示はとても小さかったのですが、いつもサチさんの写真を見ては、いつの時代も色褪せない写真を残していて、ホンモノだなと思って見ています。サチさんの写真を見ているとその時の瞬間や空気が想像出来るんです。ずっと生きてるというか、写真から呼吸が感じられるんです。

前にも少し書いたことがあったと思うのですが、サチさんとアンジェラさんの二人で撮られた写真が本当に格好良くて、いつかこんなカッコイイモデルになれる日が来るんだろうかと夢と途方に暮れている日々を過ごしていました。いつまでも尊敬している二人なのですが、その二人に1年で2回会える場所があります。matohuのショーです。


matohu 2018ss 「かざり

今回フィッティングが終わった後、表参道を歩いていたら
「すみません、カットのモデル御願い出来ませんか」と顔を上げてみるとサチさんで
こういうところも素敵なんです。

何だか思わずというか一気に気分も上がり、口がパクパクして、「ハグしても良いですか?」とそんなことを言えるようなアレでもないのですが、多分この時私に必要だったのは先輩だったんだと思います。

2017年10月17日火曜日

香りのプレゼント

JUN MIKAMIのジュンさんのお誕生日を1ヶ月半遅れでお祝いしました。
渋谷のピニョンにて

ジュンさんのお誕生日は毎回張り切って1年考えるのですが、今回どうしてもこれだというものが見つからず、ラストミニッツで見つかりました。



FUEGUIA 1833という南米発の香水ブランドなのですが、グランドハイアットにしかお店がなくて、本当たまたまたまたま友人が教えてくれました。


香水というのが実はあまり得意じゃなかったのですが、このお店のものは全く化学な匂いがしなくて、この上質な香りがとてもジュンさんに合う気がして、いくつも匂いを嗅ぐ訳ですから少し時間をあけて心して嗅ぎにもう一度訪れました。
お店の方も一緒に考えて下さって、まず写真とファッションを見せ、大きくお花系とウッド系に分かれるのですが、イメージ的にウッドだったのでそこから、片っ端からフラスコを嗅いで行きました。

いくつか絞りかけている時にその方の好きな食べ物や飲み物はありますかということで、あまり知らないのですが、私に作ってくれたご飯からジンジャーポークだったり、喉が痛いと言えばレモンとジンジャーハチミツの暖かい飲み物を淹れてくれた思い出があったのでそれを伝えました。

ここからここが良いと思いますという中でこれだというものを決めて、一つ一つに名前も意味もちゃんとあって、朝の一吹きで「よし」と始めるもの←(もっとカッコいい意味合い)
もうこれ以上の今のジュンさんに合うものが見つけられないくらい私の中では物凄く嬉しいものに出会いました。

是非お店に訪れてみてください。私は無臭だと感じた香水があったのですが、店員さんから「実はそれはその香りの受容体があるかないかで持っている人にはとても匂いがあるものなんですよ」と言っていました。

その人のイメージとして伝える一つに、「香り」というものを今回は知りました。



2017年10月16日月曜日

ミセス

事務所の社長から、このお世話になった8年間で色んな長文とたくさんの一言を貰ったけど、初めての一言を貰った。

ミセス11月号



ph 中川真人氏
styling 渡邊由貴氏
hair 林カツヨシ氏
make 伊藤貞文氏

2017年10月3日火曜日

チャイの旅

カレーをスパイスから作りました。以前友人が「カレーは宇宙や」と言っていたのが少し良くわかりました。ロケ撮影でたまに皆でカレー屋さんに行くのですが、皆さん本当にたくさんカレーについては意見が飛び交うので、早く交じりたいです。在る撮影で、とても並ぶカレー屋さんに行きました。そのお店はご夫婦でやられていて、開店と同時に入店して、ものの数分で夫婦喧嘩をしていらっしゃいました。きっとこれもスパイスの一種なのかなと思いながら食しました。きっとカレー通の人は一口で感じるものが違うと思うのですが、複雑なコメントも言えないのは食べている数も少ないのと、自分でちゃんと作ってないからだと思い、少しずつカレートークに参戦出来るように頑張ります。

カレーと同時にチャイも作ったのですが、実はチャイの達人を見つけて、会いに行きました。(これが言いたかったのです)たまたま休みの日に訪れた丸善で、目に留まった本が「チャイの旅」という本でした。2、3ページを捲って購入して早速手順通りに毎日チャイを作りました。なかなか鍋と向き合う日々でしたが、出来たチャイの美味しいこと。一体どんな人が書いた本なのだろうと、調べてみるとワークショップを開催しているとの事で、実際に会いに行って来ました。そのことは著者の神原さんのブログに書いてあるのでそちらを参考にして頂いて、今はちゃかちゃかとメールでやり取りさせて貰っています。
チャイの事はまだまだこれからも書くと思うので、是非楽しみにしてて下さいというのも変ですが、自分が楽しいんだわきっと。

2017年10月2日月曜日

11時11分

最近毎日11時11分を見ます。昨日10月1日は友人の誕生日だったのですが、そこに集まった友人達がそれぞれに自分はだれだれと同じ誕生日だと言い合っていて、私はダンプ松本さんと同じ誕生日です。自分の誕生日が11月11日だということもあって、生涯で11時11分を見る事が多いような気がして、それを同じ誕生日の人に聞いたら、その人も同じ事を言っていました。最近は毎日11時11分を見るのでとてもいいんだと思いながら、そういう時は久しぶりの友人に会う事になったり、良いシーズンです。

昨日、高校のバスケ時代の後輩が東京で結婚式があるというので連絡をくれて、10年ぶりに会いました。全く変わらず、相変わらずの二人の会話で、昔話や、でも時を越えてマブダチだなと思いました。あの時の話していた事、何年経っても、むしろ今の方が彼女の深みと味はあの時からずっとあったんだと、私なんかよりもずっと大人だったんだと思いました。凄い大切な後輩で今もとても可愛い笑顔が健在でした。
会いに来てくれてありがとう。

そしてこれは彼女が今バスケの指導者になって
そのチームの試合です。


最後のブザービートと共に逆転勝利


2017年10月1日日曜日

手紙とバックパック

10月になりました。9月はアイスランドに始まり、デンマーク、オランダ、香港、中国、イタリアと色々な国に行きました。だいたい海外に行く時はUNIQLOのバックパック1つで行くのですが、(一緒に行く友人や、チェックインカウンターのお姉さんや、帰って来て税関の人にいつも少し驚かれる。)自分の身の回りの物で本当に大切なものってそんなに多くないなといつも思い、帰って来ると究極の断捨離が始まるのです。

9月の終わる昨日、素敵な10月を迎えるためにたくさん断捨離をしました。色々発見しながらの断捨離ですが、大切なものとそうでないものの判断が早くて、その中でも色んな友人から心の籠った何年かにわたる手紙だけは自分にとって大切なものでした。

大切に想える手紙があることもそうなのですが、それを書いてくれた大切な人の存在がとても大きなものだとヒシヒシと感じてしまいました。

素晴らしい10月の始まりです。

2017年9月29日金曜日

JUN MIKAMI 2018ss shooting

JUN MIKAMI 2018ssの撮影をしてきました。
毎シーズン、これで何シーズンになるのかな。最初の方から携わらせてもらって、何だか毎回進化し続ける姿が私には結構涙ものです。

今は物凄く流れが早いけど、お洋服と決して切り離せないモデルという仕事で世界中どの国でも自分にとって一生大事に想える服というのはそんなに無いと思うんです。一見モデルは短命だと思っているかと思うのですが、でも最近はそうでもないんじゃないかと思いました。時代の変化が早いだけで付いて行かないといけないこともあるけどついていかなくても良い事も在るなと。大切なものはやっぱりずっと変わらないなって、いつも写真の流れを見ているけれど、大切なものは変わらない。

話がそれてしまったけど、私にお洒落の楽しみを教えてくれたのはJUNさんです。初めて表参道の道でJUNさんが旦那さんでもあるヘアのノリさんと歩いていてすれ違ったのがきっかけで、お洋服を着て欲しいって言って下さって、最初は本当数少なく、写真一枚で見せることをしていたのですが、徐々に徐々にJUNMIKAMIという自分のブランドの方向性や、いつも念頭にあることも大切にしながら色んなバイヤーさんやお客様や色んな声をきいてここまでやって来られたんだなと思いました。今回のssはまた着た瞬間に着る人達が想像出来たというのが今までとまた大きく違ったので、これだけ何年も着ていると半年ごとの試行錯誤がお洋服から身体に染みて、何だか本当に嬉しかったです。昨シーズンからスタイリングにDemiちゃんが入って、Demiちゃんとは何度かお仕事を一緒にしていますが、スタイリストさんの名前にDemi Demuとあると自然にワクワクします。Demiちゃんにしか出来ないスタイリングがあって、そしていつもそのブランドに寄り添って真摯に意見やオプションを出す姿も本当に愛情があって素晴らしいです。何年か前は日本語も全く分からなくて言葉の問題があると言っていたけど、今ではほとんど理解をしていて、言葉に勝る伝え方をDemiちゃんはしてくれます。

本当に世界に行くと言葉の壁に勿論痛感することが多いのですが、苦戦するからこそ、言葉以上に人々の感情や想いに物凄く敏感に反応出来るし感じられることがあるなと私も思います。

毎シーズンのコンセプトがあって、いつも色々と予習をしていかないといけないのですが、しっかりコンセプトを落とし込んで課題も明確に取り組める事はとても有り難い事です。私も毎シーズンやっているお陰で色んな方から「JUN MIKAMIのモデルやっている人」や、「JUNMIKAMIのスカート2枚持ってます!」と言って下さる方がいて、私もそう言ってもらえる事がとても嬉しいです。

2018ssも是非楽しみにしていて下さい。今回はずっと髪を切りたいとブツクサ言っていた私の願いをカツラですがノリさんが叶えてくれました。

香港

香港に少し行って来ました。ヨーロッパも良いけど今は専らアジアに興味があって、行くと相変わらずの生きるエネルギーが物凄く貰えます。

北角駅(North point)のこの景色の左からのカーブが格好良くて気に入りました。
北角駅にはまだ昔ながらの香港という町並みが残っていて、
路面電車も車もたくさんの人も一同に通る北角マーケット


来る度凄いなと思うのはどんなに高層ビルでも工事の足場が竹

何作るって?

何だかこれと言って大きなことも無かったのですが、最近インスタグラムのストーリーをたまに使うようになって、そうすると色んな方が色々親切に教えて下さるのですが、香港の時はおすすめの場所を教えて下さったり、見た事も無い果物の名前を教えて下さったり、勉強になりました。ありがとうございました。インスタって凄いなと思う事が多々あるのですが、インスタという惑星みたいです。