2019年5月31日金曜日

26杯目

舞台「思ったことはなかったです」
大人の麦茶第26杯目公演を観てきた。

朝起きてから
この舞台を今日は観に行くのだと
それだけで1日がずっと楽しみだった。
座席に置いてあるこの白い紙を開けば、
脚本演出の塩田さんから劇団員の方々や座組の皆さんへの愛のこもったメッセージに胸が熱くなった。

2時間10分、じっと聞いて見ていた。

家に帰って山椒の実を小枝から外しながら舞台を振り返って、
もう大切な人よ皆長生きしてくれって思った。

2019年5月29日水曜日

音楽って凄いなと思うことが増えた。
ずっと見たかった『楽聖のベートーヴェン』
ご本人の人生と、その時の心情が音楽になってて人生になっている。


いつか思ったことがある。音符が読める人は音符で会話が出来るのだろうか。数々の著名な人たちが残した曲の全体のこの音が
『隠された作者の本当の心情』
みたいなのとか。

私は専ら学生時代に国語と音楽が苦手で、国語のセンター試験の問題ではいつも困っていた。
ある日どうしたら国語ができるのだと、いつも満点に近い数字を叩き出していた友人に聞いてみた。
『質問を読むと答えが浮き彫りになる』
もうその時の想像の記憶しかないけど、その部分の文字だけが凸の形で浮かんで(もはやウネウネ動いてる)見えるのかと。

まぁ、そんな現象を未だかつて感じたこともないのだけど本当国語だけは色んな人の言葉が蘇るわ。

人と人を繋いでくれるものだったり、何て美しい表現が、そしてそれが自分の頭の中に思い描かれる光景。あとは撮影に当たっての世界観の共有とか。

音楽の方が世界観の共有としては現場で、「この雰囲気で」とカット毎に選曲されているときもあって、どちらかというとその方が私には分かりやすい。一枚の写真にはある女性(女性像)がその服を纏うということのストーリーと人生がある。
それが絵として見る人の方にやってこないと成立していない。

そもそも音符を読むという感覚ではないのかな。私にはその世界はわからない。

今1時間近くかけて第九を聞いています。


2019年5月27日月曜日

それまでの日

ずっとアロエベラの話になりそうだったのでたまにはお仕事の写真も載せようと思います。

日本は6/1に発売のKINFOLK


表紙です。表紙
表紙ー!?なんと名誉なことか。

しばし届いた雑誌を握り締め、いつもだったらページを捲るのにずっと握っていたよ。
重みのある雑誌にまざまざと実感が湧いて、
良い仕事が出来たんだと。

本当最近は専ら本を読みまくっている。なぜならば、ずっと写真やモデルのこと、仕事周辺のことばかりしか話が出来ないことに気がついて、色んな方々と出会うようになった30代に今までの20代の経験したことしか話せなくてかなり偏っていると思った。
それはそれで素晴らしいことなんだけど、やはりもっと色んな質問も、その人からの話をたくさん聞きたいから、もっと色んなことに興味を持っていきたいと思った。興味をもっていきたいってそもそも違うのかも知れないのだけど私には意図的にそうしないといけないところがある。

そして気が狂ったように読み漁った5月。週に6冊というペースで読んだ最初は。最後の方は難しい言葉が出てきたり書き留めたりしてえらく時間がかかった。
でもまだ自分に興味のあることがこういうことなのだと本の得意不得意も感じながら読み進めている。

そうしているうちにまた新しい人に出会い、今何を思い、何を考え、何が問題なのか、そんな話を聞いていると薄い光が入る瞬間があって、その瞬間に自分が居られたことに今日1日の上からスポットライトがちかりと当たる。人生の小さな点みたいなもんで。
そしてまた本を読む。

2019年5月25日土曜日

sabilaの最初のaの上にダッシュ

アロエベラを手に戻った私は
『次の日の朝、アロエベラでジュースを作る』
という一大イベントを抱えて寝ることにより
次の日に目が覚めるのが待ち遠しかった。

この日の夕方に、関西に居たときに大変お世話になったウォーキングの先生が東京にいらっしゃるとのことで、久々にお会いした。

『山村ちゃん、今幸せ?』と、
先生らしいというか、今幸せ?ってあまり聞かれることが無かったからビクついて(笑)
しかも今数々の哲学者が幸せということについてといている人生論の本もたまたま読んでいて、
小難しい覚えたての借りてきたような言葉が浮かんだけれど、明らかに秒で出たのは

『今朝入刀を果たしたアロエベラの話』

朝起きるのが待ち遠しかったこと
ペルーのお母さんのアロエベラの切り方を真似したこと
入刀後アロエベラのヌメリが凄かったこと
味が少々苦くてこれから食べるために、研究の余地があるということ

先生にアロエベラについて楽しそうに喋っている自分に気がついて、夕方の光が眩しくて溶けそうだった

一年ぶりに会ったのに私は先生にずっとアロエベラの話をしてしまったわ。


2019年5月24日金曜日

アンデスの勇者

アロエベラはどこで買えるのだろうと思っていたら見つけてしまった。

北千住から竹ノ塚駅行きのバスに乗って8つ
島根町という駅で降りて向かったcottoさんというカフェの店主に会いに行った帰りに、
北千住のルミネの食品売り場で。

普通に野菜コーナーのわさび菜とか置いてある葉物コーナーに一緒に鎮座。
葉物というかアナタ剣のようだったわよ。

右手の装備がアロエベラに変わり
後ろを振り向いたらば、アンデスメロン。
左手の装備がアンデスメロンに変わり

勇者か哲学者や

スーパーの袋からはみ出た剣を持ち帰り、クスコのお母さんのように逞しく明日の朝入刀したいと思います。



2019年5月22日水曜日

アロエベラで乾杯

食の変化とは先ず毎日の朝御飯が変わりました。


ペルーの首都リマにあるSurquillo市場に行き、そこでたくさんの食材を見ました。


今畑で採ってきたような芋や、『産地直送』という言葉がまさにの果物達。
トマトもジャガイモもトウモロコシもこのアンデスが原産。原産地直送です。
アマゾンからやってきたエネルギー溢れる食材にも圧倒され、感動し、自分の口に入れるものは自分の感覚で良いものを選ばないとと思うようになりました。

リマから飛行機で1時間半ほどの街、クスコではサン・ペドロ中央市場でフレッシュジュースを頂きました。


作っているお母さんの横でじっと作り方を見ていましたが、アロエベラの皮を剥いていて、
今だかつてアロエベラに包丁は入れたことないなと思いながら3種類ほどの果物が入ったフレッシュジュースを頂きました。果物が果物であるという心に感動をし、こんな素敵ものが自然の中に現れて数々の人々の喉を潤したのかと思うと感謝しかないです。

そんなことを思って、ペルーから帰って、かかさず3種類の果物を使ってフレッシュジュースを毎朝飲んでいます。

今度スーパーでアロエベラに出会したら感動で友人宅に手土産として持っていくかもしれません。




2019年5月21日火曜日

ウーパールーパーミャオ

そして旅の話がこれからしばし続くであろう鹿日記。

旅から帰ってきて、決まってやることは身の回りの整理である。
これはいつもの傾向なのだが、この度も思いっきり色んなものを整理した。

引き出しに無意識に入れていたもの、ファイルに挟んでいた色々な書類。
一つ一つに目を通し、何がどこにあって、何を所有しているのか自分で自分のものくらい把握しようと。

何年も使わずに置いていたものはこれからも使わない。いつか使うとかいうのは無しにして。
そうするといつも思うのが案外モノはなくても生活が出来るということ。

ペルーへもバックパックで行くくらいだからそんなに身の回りにたくさんのものは必要ないと思っている。

これはもうそろそろ新しくした方が良いとか判断がとても早かった。
今の自分に合ったものに新調して、これまで一緒に過ごしてくれたものに感謝をして、また新しく始めています。


2019年5月20日月曜日

トロピコ

だいぶとご無沙汰になってしまいました。
舞台が終わって、私は小さな頃からどうしても行ってみたかったところへ行って来ました。

その旅を終え、日本に帰り、しばし調べたいことがあって、たくさんの著書を借りては毎日読み耽っていました。

実際に見たもの聞いたもの、それを自分の中に収集して、更に広げて収拾して、
遠い日本からやって来た私には、数々の文明が残したファンタジーに近いような実際の物語と現実と

5月は多分そんなことで終わりそうです。

さて、ずっと行きたかったところというのはペルーという日本の裏側にある国です。
中でも、小さな頃にテレビで見て、たいそう衝撃を受けたナスカの地上絵を一番の楽しみに向かいました。

ナスカの地上絵のことは後々にまたお伝えしようと思うのですが、ペルーという国に行って日本に帰ってきてから考え方や、感じ方、そして毎日の食に変化があって、新しく生まれ変わったような気分です。