2018年5月30日水曜日

休みの日

地獄の一丁目(脚本・演出の羽原さんより)と呼ばれる芝居稽古が始まり、今日は一日オフになりました。
3ヶ月間ほぼほぼダンス稽古で、お休みになると何をしようかと、なる前はあれをしよう、これをしようとたくさん考えているのですが、いざ休みになったら、連絡事項があったなと、とりあえずそれを終わらせたら、舞台の衣装のことや、台本のことや色々気になって、結局頭は休まらず、でもとにかくやると決めた3ヶ月はしっかりやりぬこうと、猫長老先生のボイストレーニングに行ったり、とにかく台本を読んで読んで、稽古場で新しい発見ごとを次の日の稽古にトライしてみたり、毎日挑戦を重ねています。
羽原さんと昭和芸能舎の皆さんと舞台をご一緒するのはこれで3度目になりますが、毎回なるほどと思う事も増えて、昨日は稽古後に役者の方々に色々質問したりしました。声の音だったり、テンポに緩急、そのテクニックが素晴らしくって、まさか自分がお芝居をするなんてことが人生に組み込まれていると思わなかったけれど、何事もやってみて、そしたら今まで何の気なしに観ていた映画や舞台が色んな方面から観られるようになって、楽しむ場所や数が増えたような気がします。

趣味も無いし、あまり色んな事に好奇心旺盛なタイプでもないので、こういう挑戦をさせてもらえる事に出会えて、それが今はとても有り難い事だと、毎日朝から晩までお稽古をしています。今まで告知をすることが無かったのですが、というのも余裕も無くって、あとはビビっていたというのがあって、でも仕事でご一緒させて貰ったデザイナーさんたちが毎シーズン自分のブランドの新作を発表して、世界から色んな意見を受け止めている姿に、私もビビっている場合ではないと思って、自分の今もっているものを出していこうと思っています。

そしてSNSの反響というものが凄い事にも驚いています。インスタグラムもきっと、こういうお仕事をしていなかったらやっていなかったと思うのですが、色んな方からメッセージを頂いたり、いつもじゃ生まれない会話をさせて頂いたり、たくさんの応援をありがとうございました。また明日から頑張ります。


猫長老先生のところに行った帰り道で



2018年5月13日日曜日

夜中のハワイ


そうだったんです。ダンスのレッスンとはフラだったのです。
ダンス経験のない私は、全くもって何を言っていらっしゃるのか不明なことばかりで、どういう動きをしているのか、目がずっとまん丸でジーッと見つめる事が多かったです。そして恐る恐る腰を動かし始める事2秒で、何も動いていない事に気が付きました。

そんなことから始まって、猛練習も猛練習。。
一番最初の動画です。稽古初日からの第一弾



そして思い悩む日々、夜中我が家はずっとハワイ
出来なくて出来なくて枕が波打ち際でっせ。

そして皆がどんどん仕上がっている中、本当にリズム感もなく滑らかさもなく、夜中はずっとハワイとタヒチの南国。私は何方かと言えば日本海の荒波気質なので、ハワイの風が一つも吹いてないんだと思い、悩みに悩んで沸点に到達して遂には風邪をひきました。

そしてある日先生が別の舞台でいらっしゃらない一週間、もう少し違う風を吹かすために、お勉強を始めました。常磐ハワイアンセンターのフラダンサー達はハワイ語やハワイの歴史について勉強されるので、私どもも勉強を始めました。色んな文献を図書館で調べて、調べて調べて調べると、なんと尊いダンスであったのかと、こんな気持ちで踊ってはハワイに、歴史に、全てに失礼に当たると思い、そこから心を入れ替えました。出来ない事への落ち込みばかりで、目の前のことばかりで、私はALOHAという気持ちを全く大切に出来ていなかったんだと、私なりのALOHAを見つけました。

色んな本を読んだ中で、ALOHAの精神やフラダンスに対する精神が変わった本は
「He Wahine Hula フラのルーツを探す旅」という本です。
最後の方のページに出て来るフラを未来に伝える偉大なクム・フラたちの言葉を読んで神々に通づる神聖なものであることにゾッとした気持ちの方が大きかったです。

衣装に付いても調べておりましたらば、色んな本から纏めたものを図にしてみました。

参考文献 『イカロスMOOK はじめてのフラ 踊って、感じて・・・フラのすべてを知りたい』より

ハワイ8島、どこを舞台にした曲かによって、衣装のカラーや植物が違って、手足に着けるクーペエ、首につけるレイ、頭に着けるレイ・ポオ、大地のエネルギーは爪先から入って来ると言われているので足首、手、首、頭の順に着けるそうです。


他にフラをするにあたって見るべきDVDが3つ紹介されていました。

第3位からプリンセスカイウラニ
これはハワイの歴史を知る上でとても分かりやすいものでした。女王の自分の国への想いや、踊りに関しては女王がほんの一瞬恐らく日常的に捧げている踊りのように見えましたが、そのシーンが映し出されています。23歳という若さでこの世を去るのですが、とっても美しい方です。

第2位 ハウマーナ
フラの伝統や文化を重んじ、ハワイ語が神聖なものに聞こえて、美しい音が一晩経っても耳に残っていました。私共もハワイ語の勉強を少ししましたが、一つ一つに意味があって、そんなに心の籠った言葉なんだと、ハワイの人達の精神に感動しました。
この映画の見所はなんと言っても男性のフラ、象徴のようなものにも見えてきてとても素晴らしいです。


そして第1位はフラガール

です。今回の舞台版「フラガール」は2007年に日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した映画フラガールの脚本家、羽原さんが舞台版に新たに書いたものです。演出も羽原さんです。
一番最初のフラガール達も三ヶ月で舞台に立ったと言われていて、私たちも必死にお稽古をしています。未だに戦いは続いていますが、そんな先を観に来て頂ければと思います。

あんまり宣伝が得意でないので、この当たりにさせて貰って、
もしご興味がありましたらこちらからご予約頂ければと思います。
http://ticket.corich.jp/apply/91182/010/

お知り合いの方は直接私の方に連絡頂ければこちらで予約致しますので、個別に連絡を頂ければと思います。とにかく一生懸命やることだけはやめないように明日も明後日も頑張ります。

2018年5月12日土曜日

僕にバスケを教えた人

高校時代のときに厳しくバスケを教えてくれたまきちゃんから連絡があって、

Hankyu style bookで見つけてくれました。
そんなことがあって、来週まきちゃんが東京に出張で来るので、一緒にランチをする約束をしました。
今ダンス稽古が部活みたいなことになっていて、ずっと踊れる気がしなかったものが、一緒に踊っている皆が惜しみなくアドバイスをくれるので、ここまでこれたのも皆のお陰です。こうやって皆で何かをする、向かうという事は学びが大きいです。


45Rの楠木さんからも連絡があって、


とってもお世話になった45R、私は今も皆さんのファンですし、デザイナーさんの保美さんのような素敵な方にお会い出来たのも人生の財産で、こんな風にまた関わる事が出来てとっても嬉しかったです。


あと驚いた事は

左のワンピースがLa Perlaなんですけども、何回か多分言ったことがあるかと思うのですが、ドイツに行った時に百貨店のワンフロアが全部下着コーナーで、下着に全く興味を示していない時代に、その中で一際美しさを放っていて覚えたのがLa Perlaでした。下着以外にこういうワンピースドレスがあるのかと知り、しかしこれの凄い所はこれは着ないと分からないのですが、ぬかりなくワンピースに素晴らしいと感じさせる下着ブランドの配慮がさすがでした。


本当こういうお仕事をさせて貰うと知る事がたくさんあって、夏はどうしても暑いもので、Tシャツにジーンズばかりで終わらせてしまい、小物で楽しむ夏も良いなと思いました。きっと知らぬ間に夏が来る。




満腹

ゆっくり本を読む時間も無くて、一昨日少しダンスの何かが掴めた感じがしたので、心が落ち着いたのか、事務所に届いていた雑誌をじっくり読みました。

ミセス5月号です。

もう6月号が発売になっていますが、始めから見ていると
奈良町にある樫舎さんの「みよしの」という葛焼きが載っていました。奈良に帰るとだいたい樫舎さんに立ち寄るので、次は御盆辺りに今年もかき氷が食べられたら嬉しいです。

ページを捲っていると、ファッションも軽やかで、ページが華やかで、毎号見ているからか月ごとの雰囲気がよく分かって、御料理共々季節を楽しむというのは良いですね。


Marco Bicego(マルコ・ビチェゴ)というイタリアのブランド

以前別の雑誌ですがソニア・パークさんが「ジュエリーは日々のコーディネートに取り入れて日常的に身につけるもの」とおっしゃっていて、まだ何が好きかまだ分からないので、「これは〜の時に買ったもの」と素敵な大人の女性達のエピソードをお伺いしながら、女性とジュエリーの関係性を感じています。

刺繍作家の大塚あや子さんのページも
タチヤーナ・マーヴリナさんという画家の絵本のページも見ているだけでワクワクするページになっていて、

イラン人の女性映像作家のシリン・ネシャットさんのページもとっても良かったです。5月スゲー。その次のロイヤルコペンハーゲンのページがとっても美しかったので、次の日に丸の内のコペンハーゲン屋さんの前をゆっくり通ったりしました。

今舞台の稽古しているので久しぶりにファッションのものを見ると、いつもと違って見えました。稽古もいよいよ芝居に入ってくるので、本腰入れて来週も頑張ります。

2018年5月10日木曜日

DUNE

昨日は久しぶりに事務所に行きました。マンションの管理人さんと長いこと立ち話をして、マネージャーさん達と色々お話しして、良い息抜きになりました。

色々雑誌も発売しているので、是非見て頂けたらなと思います。

Libertin DUNE 

表紙です。写真は大森さん。久しぶりに大森さんに会えて嬉しかったわ。

中学からの友人が毎号購読してるという連絡をくれて、その彼、昔から本当個性あるお洒落で最高なんですけどLibertin DUNEを購読しているとはやはり。


2018年5月2日水曜日

スパイスとパン屋

そして遂には風邪をひきました。あまり風邪をひくことがないんですけど、きっと思い悩みすぎて頭が沸騰したんだと思います。本当驚くほどに1週間ごとに課題が見つかって、それを少しずつ調整して修練して、ダンスのお稽古が始まって、1ヶ月半が過ぎて、もうすぐお芝居のお稽古も始まります。5月の半ばには告知出来るように色々と進めていきますのでよろしくお願い致します。

少しだけ箸休めとして、ダンスについての色んな知識を得るために文献を読み漁っていたのですが、そのお陰もあって、精神的な考え方も変わって、もっともっと尊いものだったんだと少し意識を飛ばせるようになりました。ずっと目の前の事に必死になりすぎて、一つも楽しめなかったので、もっと大きな気持ちで来週からはやってみようと思います。と言っても、振りがうまくいってないので楽しい気持ちだけでおろそかにしてしまってはいけないので、今週あと4日しかないですが、振りとリズムとしっかり身体に刷り込ませられるように、苦手な所もあとは数を踏んだら大丈夫なくらいに持って行っておきたいです。

今は専らご飯が楽しみで、一日8時間くらいダンス稽古をしているので、お弁当を作っています。
この前の撮影のお昼ご飯に山本千織さんのお弁当chiobenが出て来て、思わず写真をとってしまいました。

こんな風にお弁当が作れたら良いんですけど、
今はまたカレーにはまっていて、スパイスからカレーを作っています。

「東京スパイス番長のスパイスカレー」

というどれを作っても本当に美味しくて、多分今自分にスパイスが必要な生活を送っているからの心の現れな気がしてきました。

あとは行く所行く所の稽古場の近くのパン屋さんに行く事が一つの楽しみです。
よくお世話になった下高井戸のオーロール
朝はたくさんのパンが並んでいるのですが、お昼になるともう半分くらいしかなくて、予約の袋で上の棚もいっぱいになっています。稽古が終わってお店の前を通るとほとんどなくて、買いに来られている方を見てもこの街に欠かせないパン屋さんなんだなというのが分かります。いつもレジを担当していらっしゃるお母様と少し話すと元気になるのと、このパンはとっても美味しいんだという気持ちが高まります。お母様に、「いつも皆様何を買って帰られるか」お尋ねすると、食パンが人気だそうで、皆さん大きな立派な食パンを買って帰られる姿をよく見かけます。私はその場の空腹を満たすためにその時に食べようと思ったものを買ってしまうので、でもそろそろ全種類を制覇しそうなので今度訪れるときは食パンを買って帰ろうと思います。

池尻大橋にあるパン屋TOLOさん
クリームチーズを使ったパンの大きさと味がばっちりなのと、パンオショコラの姿よ。
初めて行った時はお昼時だったのですが、ここで働くお洒落な感じの方々がたくさん買いに来られていて、パンもとっても洒落です。昨日も池尻大橋が最寄りだったのですが、パン屋に辿り着ける元気が無くて、今度行く時はおかずのパンとベーグルを買ってみようと思います。

一年に一度舞台に立つことをしていますが、自分の精神的なことや、弱さや色々を再認識できて、心がそのままな時間が過ぎていくので、今の感じている事がきっと偽り無く感じていることなんだろうと、自分の感情の解きができるこの瞬間はとても有り難いです。じっくりその様子を観察してみようと思います。