パリから帰って来ました。何の目的もなく、フラッと旅に出る事は良いですね。何日間か限定の明日がいつも白いページ
それに今日会う人からヒントを貰って明日それにトライする、明日は明日でカフェに入ったら隣のおじさんと話し込む事になって、とんでもなく時間が過ぎてしまって、二度と会うか分からないおじさんの人生を聞いた時間。
今回数日間でいったい何人の人に会ったんだろう。皆異国の地で生きてる。自分という小さな世界で物凄く考えて生きてる。自分はそこに居ると何者でもなく、ただの人として目の前の人と話す。外国では一瞬の戸惑いももう無くなって来た。ただただ人々の純粋でまっすぐな質問に戸惑うくらいだった。
自分にとって今大事な事を言ってくれた人が居た。彼女とは5年ぶりに会う。5年前、たまに仕事で会ったりしていたが私たちは立場上、今思えば立場なんてあってないようなものだったのだが、なかなか折り入って話す事は無かった。彼女のまっすぐな質問の果ては
「もっと自分を受け入れなよ」ということだった。
このことで今までの12年間がぐるぐると蘇って来た。ぐるぐるぐるぐるポンっと何か抜けた音がした瞬間、光が見えた。
この光りについてたまたま器作家の方と日本に帰って熱い湿った話をしていた。長い長い言葉になった時漸く何かが前に進んだ。そして次の日、テキスタイルデザイナーさんに会った。そのことを話してみると、明日からのヒントを貰った。
実は毎日は非常にシンプルなものなのかも知れない。
頑張るということばかりをどこかにいつも思ってしまっていたけど、なんとなく頑張るのと何かが違う気もして来た。とにかく決める、やる、決める。そんなことの繰り返しかも知れない。