2017年9月29日金曜日

JUN MIKAMI 2018ss shooting

JUN MIKAMI 2018ssの撮影をしてきました。
毎シーズン、これで何シーズンになるのかな。最初の方から携わらせてもらって、何だか毎回進化し続ける姿が私には結構涙ものです。

今は物凄く流れが早いけど、お洋服と決して切り離せないモデルという仕事で世界中どの国でも自分にとって一生大事に想える服というのはそんなに無いと思うんです。一見モデルは短命だと思っているかと思うのですが、でも最近はそうでもないんじゃないかと思いました。時代の変化が早いだけで付いて行かないといけないこともあるけどついていかなくても良い事も在るなと。大切なものはやっぱりずっと変わらないなって、いつも写真の流れを見ているけれど、大切なものは変わらない。

話がそれてしまったけど、私にお洒落の楽しみを教えてくれたのはJUNさんです。初めて表参道の道でJUNさんが旦那さんでもあるヘアのノリさんと歩いていてすれ違ったのがきっかけで、お洋服を着て欲しいって言って下さって、最初は本当数少なく、写真一枚で見せることをしていたのですが、徐々に徐々にJUNMIKAMIという自分のブランドの方向性や、いつも念頭にあることも大切にしながら色んなバイヤーさんやお客様や色んな声をきいてここまでやって来られたんだなと思いました。今回のssはまた着た瞬間に着る人達が想像出来たというのが今までとまた大きく違ったので、これだけ何年も着ていると半年ごとの試行錯誤がお洋服から身体に染みて、何だか本当に嬉しかったです。昨シーズンからスタイリングにDemiちゃんが入って、Demiちゃんとは何度かお仕事を一緒にしていますが、スタイリストさんの名前にDemi Demuとあると自然にワクワクします。Demiちゃんにしか出来ないスタイリングがあって、そしていつもそのブランドに寄り添って真摯に意見やオプションを出す姿も本当に愛情があって素晴らしいです。何年か前は日本語も全く分からなくて言葉の問題があると言っていたけど、今ではほとんど理解をしていて、言葉に勝る伝え方をDemiちゃんはしてくれます。

本当に世界に行くと言葉の壁に勿論痛感することが多いのですが、苦戦するからこそ、言葉以上に人々の感情や想いに物凄く敏感に反応出来るし感じられることがあるなと私も思います。

毎シーズンのコンセプトがあって、いつも色々と予習をしていかないといけないのですが、しっかりコンセプトを落とし込んで課題も明確に取り組める事はとても有り難い事です。私も毎シーズンやっているお陰で色んな方から「JUN MIKAMIのモデルやっている人」や、「JUNMIKAMIのスカート2枚持ってます!」と言って下さる方がいて、私もそう言ってもらえる事がとても嬉しいです。

2018ssも是非楽しみにしていて下さい。今回はずっと髪を切りたいとブツクサ言っていた私の願いをカツラですがノリさんが叶えてくれました。