2014年9月6日土曜日

夏の宿題

イギリスに無事舞い戻ってきました。
8月の最後の一週はこれでもかというくらい毎日色んなことが起きて
8月30日になると、ああ8月は30日までじゃなくて31日まであって良かったなと、一気に夏の宿題を終わらせるというような学生の時と何ちゃ変わらない駆け込み一週間を過ごしたように思います。
でも今年の夏はきっと絵日記に書けば1ページ1ページとてもダイナミックに色鮮やかに、暑くてたまらないとしか思ってこなかった夏を初めて心から楽しむことができました。生きてきた中で一番夏を愛した気がします。そして何だか少し大人になったような気もします。

きっとまた日本に帰る頃には見える色が変わっているのだなと思うとそれもどう映るのかとても楽しみです。このイギリス滞在があるお陰でこんなにも一回一回日本の様々を感じることが出来るのは本当に有り難いことです。

それと同時にいつもイギリスに戻る度、緊張とドキドキが止まらなかったのも少しは緩和されて、さっきは帰りにインドの料理の試食のようなものを駅の広場でやっていて、3種類の米を試食してはインドの人にあれやこれやと、この米の味は甘いだのこれが好きだのちょっと一丁前に意見を言っている自分に驚きました。
その前はエージェントのブッカーがわざわざジョークを言ってくれるのに対し、別のブッカーのジョークも飛んで、本当聞いていた通りジョークの大好きな人達なので、最初は一回一回驚いていたのも少しはそのジョークに参戦出来るようになっていました。
そしてやっぱり思うのはこの国の何なのか分からないこの一見カオスに見える景色がどうも何かカオスではなくて腑に落ちる何かがあるなと思うこの感じは本当ロンドンの凄さだなと思います。「何か元々持ってる何かが何か知ってるこの人たち」っていうそんな感じです。イギリスにいると街も人も凄く写真を撮りたくなることばかりで、皆自分に自由で、それぞれの個性が際立っているのか凄く見ていて面白くて皆さん何だかとても素直です。この国に来るとこの土地が持っているエネルギーなのか、考える事柄や頭に浮かぶ事柄が全然違って、また自分の本質の方に立ち返ることが出来るような、何だかそんな感じがしてたまらないのと、この国から凄いデザイナーやアーティストが生まれるという理由も何だか分からなくない気がします。
それにしても本当にいつもの滞在で、毎回何かがあって、前回も自分にとってのミッションを一つだけクリアした気がするので今また彼らに会えて、たくさんのハグに夏のお話に、この人達の考えていることがビジネスとまたもう一つの事柄に、日本人以外を知らなかった私にとっていつまでも感謝に値することだなと思います。

またきっと色んなことが待ち受けていると思いますが、少しずつ少しずつ何かに向かっていると思うので毎日を迎えることでそれを確かめていこうと思います。

日本の夏よありがとう。