2019年4月23日火曜日

無事に

無事に全ての公演が終わりました。
御越しくださった皆様本当にありがとうございました。

今は数ヵ月かの稽古と本番で自分の日常を思い出せずにいるのと、多分エネルギーを使ったからなのか心に何もない感じです。

初日はいつも通り思いっきり緊張をし、
そして終演後に色んな方から意見や感想を頂いて、自分でも気が付かなかったことがたくさんあって、
途中は色んな気持ちで過ごしていました。

それでも明日はやって来て舞台に立ち、全力でやることには変わりはなく、
フラガールという不朽の名作を舞台化する難しさとはまた違った難しさも感じていました。
そのお陰で、『良かった』だけではない感想を色んな方と会話し、それが一番勉強になりました。

思いっきり緊張をしてしまう回や、力んでしまう回、悔しい思いをしたり、とても心が忙しい時を過ごしましたがあるときから一周して、お芝居と自我と自意識を観察してみたり、
演出家の人がたまに言う「抜いて抜いていけよ」という意味が少ーしだけ分かったような気がします。

今まで全力投球だけしか無かったものが少しだけいつもと違うことを感じて、もっと知りたい、学びたいと思うようになりました。

お芝居をするようになって感情の筋トレをしているようなところもあるのでいつしか笑えるようになったり、涙を流したり、少しずつ少しずつ何かが発動しているのかなと思っています。

何はともあれ無事に怪我なく終わり、
そして終わった次の日に散らかった部屋とたくさんの来てくださった方々から頂いたものやお手紙を読んで、久しぶりの温かい朝の光にも
本当にいつもありがとうございます。

また少し休んでご飯もいっぱい食べて、元気になったら勉強の旅に出掛けます。