2020年7月12日日曜日

大勉強

大勉強 by PHAETON 創刊号 vol.1

日本全国からセンスの良い人達が集まるという、石川県小松市にあるPHAETONというお店に出会った。
店主の坂矢さんのモノに対する膨大な知識量に、お恥ずかしながら質問も浮かばないほどモノを知らない私だったが、今この歳になってお店に出会えたことはとても有り難かった。

おこがましくて「モノを見る眼」とは言えないけれど、「モノを見る意欲」をこの撮影で与えてもらった。


自分が何を着ているのかくらいは把握して着たいと思う。
純粋に好き!という感覚はとても大事であるし、
社会に対して向き合っているものを着ることでも一種の意思表示。

お店もブランド側もただ服を出すだけではなく、自分達の考えていることを世の中にちゃんと説明していることが増えた。その上で買う側は見た目が好きと共に更に取捨選択ができる。自分が何を「着る」のか。


全てが合致する服というのもなかなかに出会わないが、どれだけ納得した要素をもって服を着ているか、そして自分も知ろうとした服は簡単には捨てられない。自分自身でその服の価値を決めているから。


私は幸いにもデザイナーさんと直接お会いできることがあるのでデザイナーさんの思いや考えていることを聞くことができる。
そしてそれをしっかり捉えて責任を持って店頭で伝えているバイヤーさんがいらっしゃる。


服を着ることも大勉強が必要であることを毎回仕事をしてて痛感する。

何事も、いつもいつからでも
大勉強