2015年4月14日火曜日

桜が咲くとき

少しの間奈良に帰って来ていました。奈良に帰ると何も考えなくていいのと、東京では考えることのないことを考えられるのでさっきやっと閃きました。これで清々しくまた東京に戻れます。

奈良に帰る前、ずっと会いたいと、いつか会えるかもしれないと1年前に思っていたメイクさんに撮影でお会いすることができました。
お会い出来た嬉しさをこの気持ちをなかなか爆発的にお伝えする方法が分かりませんでしたが静かにずっとお会いしたいと思っていた旨を御伝えすることが出来ました。そしてまたその方が偶然にも奈良県のご出身だと聞いて更に嬉しく思い、人生最高やないかと思いながら奈良に帰ることも出来ました。

先週はお仕事がいつか出来る日がくるのだろうかと思っていた方々と時間を共にすることが出来て、またこれからの目標が広がった気がします。何よりさっき閃きがあったことで今このタイピングもなかなかのスムーズです。

今は隣で86歳になりましてんと、近所の方(85歳の奥様)が編んで下さったという春色のニットを着た祖母が東京に帰る私にと、ご飯の支度の音を聞いています。帰った初日も到着が遅かったというのに引き戸を開けた瞬間、何だこの目の染みる感じはと、祖母が玉ねぎを刻み私の好きなハンバーグを拵えてくれていました。
祖母のお茶の出すタイミングや、少し時間に手間取った私に必ずや暖かいものを口にさせてくれる配慮や、改めてこんな素敵な86歳になろうと思いました。
今回の帰郷は新たな発見と学びがあって、今までバスケはバスケ、研究は研究、と一つのことしか興味を持って来なかった自分が色んなことに興味を持てるようになったのはやはりこの仕事をさせて貰って色んな方にお会い出来た有り難さと、この素晴らしい奈良の町から一つ東京に出て、一昨年日本の外に出て一つずつ扉を開けるということをやって良かったと思いました。きっと何かがずっと繋がっているのだと思い、また今年度も扉を開けて一つ一つ進んで行こうと思います。桜の時期になると咲き方を見てはこの潔さに、毎年必ず咲くというこれが素晴らしいことです。
     
Eyemazing
ph. Sayaka Maruyama
hair.Tomihiro Kono