2017年6月27日火曜日

セルロース



岡山に用事があったので、少し京都に立ち寄って大学時代の教授に会って来ました。いつも私が一方的に話し続けていたので、今日は先生の人生について聞こうと思って、色々質問しました。先生の高校時代に遡り、大学時代、大学院時代、助手、アメリカやフランスでのポスドク時代、就職に教授、物凄く端的でしたが、あのとき何で私にあの言葉をかけてくれたんだろうというのが、先生の人生を聞いてよくよく分かりました。

先生は大学の教授を引退した後、立川の方で少し研究に携わることがあったので、東京を経由する時にいつも声をかけて下さって、次に考えていることに対していつも一言アドバイスをくれていました。今自分が30代一年生になって、同級生とも話していたのですが、何となくやっと、漸く社会人一年生という気持ちになったと言っていて、でも確かに最近思ったのは20代、悔いなく思いっきり暴れて、色んな色んな人からアドバイスや知識を与えて頂いて、今漸くまた色々知識を与えて下さった方々に会って改めてお話を聞いているともう少し次のお話を教えてくれて、20代1年生の時もこの10年で何をやるかということを考えていて、今もこの10年何をやろうかと、そんなことを考えていると目に入ってくることや新しく会う人達との会話がもう少しスケールの大きいことになっていって、20代はとにかく一人でバタバタしていたイメージが大きいけれど、振り返ってみると一人で出来ることには限界があると思いました。そんなことで色んな人と色んなことをすれば相乗以上のものが生まれたり、やっぱり改めて素晴らしいなと思うことが増えました。過去をたまには振り返るのも良いけれど、未来から今何を想像しようかと、結果今物凄く楽しいです。


先生とお話ししたあと帰り際に、フランス人の友人が教えてくれたkurasu kyotoに先生を連れて行って、ここは珈琲が有名なのですが、私は抹茶ラテと先生もあまり珈琲を飲まれないみたいなので、「ここ、チャイも美味しいですよ」と言って「チャイてなんや」て言うのでチャイはチャイですとか適当な返事をしながら試しに飲んでみると言いつつしっかりラージサイズを頼む辺りが先生らしいわ。

「こりゃおいしい」と「まだまだ知らんこといっぱいあるな」と、そりゃ人生の半分以上を研究に捧げてきてんから先生も人生ここからや。また先生の人生聞かせて下さいね。