2014年3月5日水曜日

街と雨

 
 
 
 
今日はとてもたくさんの雨が降りましたね。
 
一日の唯一の楽しみである体育の時間に
黒板に大きく『自習』と書かれた文字を見ると、学習机に暫くひれ伏す状態が続くほど昔はガッカリしたものですが、今回ロンドンでこれでもかと言うくらい雨に見舞われたので、雨の楽しみ方を少し知ることが出来ました。
 
ロンドンは本当に聞いていた通り一日に一回は雨が降らないと気が済まないようで
 
夜の東京の雨の滴の状態というのと遠くから降って来てくれたのだなというのが分かるのは
それぞれが地面に落ちた時のジャンプ力にもあって、車のヘッドライトに照らされた各々の強さが格好良いなと思うのです。
 
それは東京の車同士の間合いの取り方や、いかに雨がジャンプするのに平等に用意されている舗装された道路によるものなのかなぁと思いました。
 
そしてロンドンの雨の日の夜に見たものは雨によって濡れた石畳の道が
それに沿った店の明かりを反射し、雨の日の方が断然に明るい夜を感じられました。
 
一方お昼に見た雨の、太陽への譲り方がマントを翻すようにとても潔くて、
滞在していた窓から見える大きな木にはこの時期まだ葉っぱが無かったので
鋭く四方八方に伸びる枝に留まった滴が太陽に照らされて珊瑚の産卵のように見えたのがとても眩しく美しかったです。