昨日、野村萬斎さん主演の映画「花戦さ」を観て来ました。なかなか映画館で映画を観ることが最近少なくなってしまっていたのですが、河瀬直美監督の映画「光」も先週シアターイメージフォーラムで観て来ました。小さめの劇場が結構好きなので、シアターイメージフォーラムが自分の中では結構好きな映画館になりました。
神戸元町の元町映画館や奈良まちにある青丹座(ここは本当に小さい)も結構好きです。
さてさて「花戦さ」ですが、皆が知っているような歴史上の人物がたくさん出ていらして、この武将、あの俳優さんか!と男ばかりの人物が次々と出て来て面白かったです。実際に歴史上の戦国武将にお会いしたことはないのですが、この人はあの人だろうなというなんとなくの外見の印象がどこかにあって、だいたい歴史だと最初は「日本の歴史」とかドラえもんの歴史の本とかで私たちの将来のためにやさしく触れることが多かったので、大人になってから観るもので随分作品によってその武将の印象というのが次々に変わっていきました。
実際にもう少し学びにかかる中学生のときは
あの有名なホトトギスの歌で
あの有名なホトトギスの歌で
「泣かぬなら殺してしまえホトトギス」
「泣かぬなら泣かしてみしょうホトトギス」
「泣かぬなら泣くまで待とうホトトギス」
とどの人が良いかと結構皆言い合ったもので
あまり奥深く知らず、教科書の太文字や文章から判断してしまっているところがありました。
そしてその時代の武将と共に、究極のクリエーションをしている方々が出ていらっしゃるのですが、それぞれの方々のメッセージもあって、一番最後「完」の文字が現れた時には
「大バカ野郎を救えるのはバカ野郎なんだな」と思いました。
野村萬斎さんは一昨年、世田谷パブリックシアターで「藪原検校」で初めてお芝居を見させて頂いて、人間の持っている才能やエネルギーを最大限に使っていらっしゃると感激して、ずっと今もその感激を忘れていないです。
the theater guidより
この夏にも平家物語を現代劇に転化したものをなさるようで、それをまた私は楽しみにしています。