2021年2月20日土曜日

一本

 暗闇で寝かしつけをして、さぁ寝ようという時に何か目に入っているような痛いような、気のせいと思い込ませてもやはり痛い。

携帯の照明を照らし鏡に映してみると、一本の逆睫毛

あぁそう言えば昔から一本生えるか生えないか、あったなと思いだし、私には不定期に生える一本が体のいくつかにある。

所謂福毛というものだ


額のど真ん中に白いフワフワした毛

大仏様の白毫みたいなものだと勝手にグッドな解釈をして、ある日メイクさんがコットンの埃が額に着いているのだと思い、手で払った。

ブチ

しばらくアシスタントさんとメイクさんは目を丸くして止まり

「あ、大丈夫ですたまに生えるやつなんで」と湿地のキノコみたいに答えてみる。

もう一本はハンコ注射を打つあたりに生える。

こいつは夏場風にフヨフヨ靡くのでまぁまぁ可愛いです。